前回のおでんの、おでん種の作り方です。
ドイツでアジア食品店に行かずに買える食材のみで作りました。
初めて作ったものばかりなので、まだまだ改善の余地があり、
それらの感想も書いておきます。

ドイツのお豆腐はしっかりしているし、練り物も手作りだと中身が凝縮されているのか、
こんな軽く盛った一皿でも、お腹いっぱいになる位です。
(日本だと、あっと言う間に大鍋を空にする私達なのに・・・!)
お大根、卵は言わずもがな、他にも、じゃが芋やいももちも簡単に入れられますね。
スペアリブは、お肉屋さんでこれ位のブツ切りにしてもらってスープをとると、食べ易い。
一つ一つは結構簡単に大量にできるので、
友達何人かで分担して作って、おでん種交換をすると楽にできそうです。
(食べる時の配分や大食・少食によりますが、この材料で、さつま揚げ・がんもどきは10食分位、ちくわぶは5食分位できました。)
■さつま揚げ
材料
・冷凍白身魚(1kg入りの袋詰めで売っている切り身。是非
MSCマークのものを!)500g
・卵2個
・片栗粉 大匙山盛り3
・塩、砂糖、白ワイン
・具(葱、生姜、人参)
・(粉末マッシュポテト)
白身魚を解凍してブツ切りにし、卵と一緒にミキサーに入れます。このままではミキサーが回らないので、ミキサーが回るようになるまで白ワインを加えます(なるべく少ない量で済むように、ミキサーの御機嫌をとりながら・・・)。
白身魚のペーストが出来たら、片栗粉、調味料、具を加えます。更に粉末マッシュポテトを粉末のままで少しずつ混ぜ入れて水分を吸わせ、適度な硬さになるように調整します。
それでも随分柔らかいので、スプーン2本を使って、掬いながらフライパンに平たく落とし入れて揚げ焼きします。
生姜や葱をよく効かせると生臭みが消えておいしい。
生地を小分けして、それぞれ具と形を変えて揚げれば、もっと日本のおでんに近付くでしょうね。
■がんもどき
材料
・
豆腐(ALNATURA)400g
・卵2個
・片栗粉 大匙山盛り3
・粉末マッシュポテト大匙2を100mlのスープでふやかしたもの
・塩、砂糖
・具(冷凍グリーンピース、冷凍小エビ、人参)
お豆腐を手で細かくほぐして、その他の材料を混ぜ合わせ、最後に適量の具を混ぜます。
具を入れ過ぎるとまとまりにくくなるので、様子を見ながら。
フライパンで揚げ焼きします。私はスプーンで掬って、それを上から手でキュッと押さえて形を作り、そのままスプーンからずらして押し出すようにしました。
おでんに入れると、柔らかくなって崩れ易い。食べる分ずつ、一番最後に入れてあたためる位。ドイツのお豆腐だと、もっと片栗粉を増やした方がいいのかな。或いは揚げる前にしっかりとした衣をつけるか。
おいしいのだけれど、おでんに入れて食べた感じは結構さつま揚げに似ているので、無理して両方作らなくてもいいかも。
■厚揚げ豆腐
お豆腐を適当な大きさに切って、そのままフライパンで素揚げ焼きします。一回り小さく縮んで、表面がカリカリのきつね色になるまで、じっくりと。
ドイツのお豆腐はしっかりしているので、小さな切れにします。
これは手間が掛からないわりに、実においしかったので、是非♪
残ったスペアリブスープと厚揚げできつねうどん、というのもおいしかったです。

どれも私は、フライパンに5mm位の厚さに油を入れて、弱火でじっくり揚げ焼きしました。
こうすると表面がカリカリになって、揚げ物バットにも殆ど油が垂れない位です。油の中で泳がないので、柔らかい種でも揚げる時に分解しません。
揚げている時には油がぶくぶく上がってくるので、側面もまずまず揚がります(側面の揚げ色が少し薄い程度)。
今回も全部で200ml位の油しか使っていませんので、最後に残った分は古紙に吸わせて簡単に始末できる量です。
唯一の欠点は、時間が掛かる事。音楽でも聴きながら、のんびりと。

大晦日の晩御飯には、揚げ立てをそのまま食べました♪
■ちくわぶ
材料
・550番の小麦粉100g
(もともとのレシピは中力粉、或いは強力粉と薄力粉を半々)
・水50mlくらい
・塩少々
生地をよく捏ねて、粉っぽさが消えてつやっとなったら、サランラップに包んで2時間位寝かせます(捏ねる時に粉っぽ過ぎるようなら、少し水で濡らしながら硬さを調節します)。
芯棒は割り箸では少し細過ぎるので、私はアルミホイルをねじって棒状にして作りました。
そこへ生地を巻きつけて、すのこでギュッと巻いて模様を付け、白菜を敷いた蒸し器で15分位(もっと長く蒸した方がよかったかも)。
芯棒を抜き、食べ易い長さに切ります。
棒が中央にくるように生地を均等に巻きつけるのが難しかったのですが、
パスタマシーンで薄ーくのばして、何重かにぐるぐる巻きつければよかったな、
と後で気付きました。
「煮込みすぎると溶ける」と書いてあったのですが、太さに対して蒸し時間が短かったのか、弱火で暫く煮ただけでは、芯までしっかり火が通っていませんでした。煮込み加減の味見が必要。
また、煮込む時に鍋底にくっつくので注意。
私の実家では、ちくわぶは入れなかったので、「日本の市販のちくわぶとの差」はよく判らないのですが、おうどんやお団子のような食感で、結構もちもちしていて、おいしかったです。
まとめ:為せば成る。
↓作ってみて下さったのは・・・
■Pupuさん「
さつま揚げ」