パンドラの小箱 |
世の中には色々な人がいる。
自分だけはいつも正しいと思っている人。
こういう人は、違う意見の存在を放ってはおけず、相手を捩じ伏せずにはいられない。
そもそも、どちらが正しいかなんて、絶対的なものではない事が殆どなのに。
猜疑心の塊で被害者妄想に支配されている人。
うかうかとそんな人の近くに足を踏み入れたら、あっという間にこちらが悪者になってしまう。
毒を吐く人。
一旦毒されると、その毒はなかなか消えない。
体内の奥深くで毒された内臓が疼き、気が滅入る。
思い出しても無感情でいられるようになる迄には暫く掛かる。
こういうのを、私は「解毒に時間が掛かる」と呼んでいます。
慢性的に毒されると、こちらの感覚までおかしくなってくる。
だから、関わりを持たぬに越した事はない。
とは言え、仕事やら世間のしがらみやらで、そうもいかない場合もある訳で。
言ってやりたい事が山のようにあっても、相手のレベルに合わせていたら、こちらも毒を吐く人になってしまう。だから黙殺しなくちゃいけないのだな。
他人のふり見て我がふりなおせ、で、心を引き締める。
そんな生き方も、さぞ不幸せだろう、かわいそうに、という思いもある。
相手が常軌を逸しているとわかっているから、本当に傷つきはしないものの、
知ってしまえば矢張り毒を受けるし、
知ってからぐっと堪えて笑顔で接するのは実に大変。
だから、その選択肢がある場合には、最初から知らないようにする。
私には、好奇心を抑圧してでも「開けない」と決めたパンドラの小箱が幾つかあります。
万が一にはいい物が入っているかも知れないけれど、そこで欲は出さない。
良心に従って精一杯生きていても、相手の意に沿えない事はままある。
それで極悪非道扱いされても、どうせ私には違う生き方はできない。
それなら、何もかもを知る必要はない。
そこでいちいち毒をもらっていたら、明日頑張る為のエネルギーがなくなる。
「目をつぶって生きるのか」と言われても構わない。
世の中には知る必要がない事もある、と私は思うのです。

天と大地の恵み。

昔読んだライトエッセイにその名も「ドイツ流シンプル生活」とかなんとかがあり、「生活をシンプルにするには不必要な付き合い、好ましく感じられない相手は切り離しましょう」とあり、なるほどと思ったことがあります。そうもいかないしがらみもありますけどね!
父の主治医だった脳外科の先生を1年ぶりにお見かけしたら、なんだか疲れが顔に出ていました。額のたて皺が1本増えていたような。。。市内唯一の公立救急病院で激務なのでしょうね。
お医者さんは皆さん本当に大変そうです。くまさんこそお体にお気をつけて!私はなんと言っても無職ですから(笑)

うわー、縦皺一本追加ですか・・・。
そもそも日本は「嫌でも大事にしなければならない、しがらみ」が多くて、大変だなーと思います。そういう点で、私などまだまだ恵まれている方でしょうか。
そういう事だったのですねー。メール書きます。