2008年 01月 23日
特別な日 |
久しぶりに台所でCDをかけました。
ラローチャの奏でるグラナドスのスペイン舞曲。
私の祖父母は音楽の好き嫌いが激しかった。
祖父が好きなセゴビアのギターを祖母は「音がぶちぶち切れる」と好まず、
祖母が好きなルービンシュタインのショパンを祖父は「甘ったるい」と鼻で笑う。
2人はお互いの好みに干渉せず、歩み寄る事もせず、
CDが出始めた頃には、「毎月1枚かわりばんこで買う」という規則を作っていました。
そんな2人が共通して好んだ、数少ない音楽の中のひとつが、ラローチャでした。
私が昔住んでいた町に、ラローチャが来た事があります。
こんな片田舎に本物のラローチャが来るとはとても思えず、
ポスターの写真を見るまでは、「同姓同名の別人かも」と半信半疑でした。
ラローチャの手元が見える側の最前列の席をとり、祖父母を招待した。
最前列というのは音響上、最高の席とは見做されないのですが、少しでも近くがよかった。
高齢のラローチャは、杖をつき、びっこをひきながら登場した。
星や宝石の煌きを聴覚に置き換えたらこうであろうかという、キラキラとした音。
それでいて、やわらかく、あたたかく、あんなピアノの音は未だ嘗て聴いた事がなかった。
よく知っている会場のいつものピアノなのに、彼女の指にかかると、まるで別の楽器かという音を奏でた。
そんな事を思い出しながら、今日は大御馳走。

巻き寿司の中身は、スモークサーモン、塩漬けニシン、たらこペースト、アヴォカド、胡瓜、卵。
お吸い物と椎茸の煮物つき。
追記:ニシンは、普通のスーパーで売っているパック詰めのオイル・塩漬けニシンです。お汁を捨てて、りんご酢に漬け込んだら、それっぽい味になりました。
お米も普通のMilchreisです。本来は昆布を入れて御飯を炊くものですが、私はすし飯を作る時に昆布茶を少し混ぜます。
デザートはチーズケーキ。

私が日本から持って来た愛用のレシピ本は、18cmのケーキ型が基本。
ところがドイツでは、26cmが普通の大きさ。
チーズケーキを焼くなら、クリームチーズ600gに卵6個という恐ろしい分量になります。
大量だと材料を混ぜるのも大変だし、お客様でもない限り焼けない。
もっと気軽に、思い立ったら、ちゃっちゃと焼きたい。
ドイツで18cmの型を探したら・・・こんなのがありました。

キャッチフレーズは「半量焼こう―簡単」ですって。
珍しい商品なので定価で結構高く、何箇月も迷った揚げ句、やっぱり買いました。
だって、「倍量焼こう―大変」に疲れてしまったんだもの。
by germanmed
| 2008-01-23 00:00
| ドイツで作るアジア食
|
Comments(2)
いいですね。
ラローチャの、スペイン舞曲。
検索して試聴してみましたが、流れるような音の響きに、心が洗われました。
澄み切った夜空に、星が美しく瞬いているような感じでした。
お二人が共通して好きでいらっしゃった理由が、なんとなく分かる気がしました。
それにしても、ピアノは本当にいいですね♪
おすし、とってもおいしそう(*^▽^*)
ケーキ型、「半量焼こう―簡単」と「倍量焼こう―大変」には、うけました(笑)
ラローチャの、スペイン舞曲。
検索して試聴してみましたが、流れるような音の響きに、心が洗われました。
澄み切った夜空に、星が美しく瞬いているような感じでした。
お二人が共通して好きでいらっしゃった理由が、なんとなく分かる気がしました。
それにしても、ピアノは本当にいいですね♪
おすし、とってもおいしそう(*^▽^*)
ケーキ型、「半量焼こう―簡単」と「倍量焼こう―大変」には、うけました(笑)
★とらきちさん、こんにちは。
私にとってはもう、スペイン舞曲を弾かせるなら絶対ラローチャ、になってしまっています。
巻き寿司は、海苔を一気に沢山消費してしまうので勿体なくて滅多に作らないのですが、それにしても気付いてみれば3年ぶりでした。
作るのも簡単だし、冷蔵庫にもすっと入るし、惜しみながらあっという間になくなる分量だし、やっぱりこの型を買ってよかったです。
私にとってはもう、スペイン舞曲を弾かせるなら絶対ラローチャ、になってしまっています。
巻き寿司は、海苔を一気に沢山消費してしまうので勿体なくて滅多に作らないのですが、それにしても気付いてみれば3年ぶりでした。
作るのも簡単だし、冷蔵庫にもすっと入るし、惜しみながらあっという間になくなる分量だし、やっぱりこの型を買ってよかったです。


