ウクライナ生まれがモスクワで奏でた夢 |




と、ググってきましたら、ドイツ語なんですね
作者のシューマンもドイツ人
物心もつかない頃から、家では子どもの情景のLPが日曜の朝に毎週かかっていました
なので、トロイメライは幸せな記憶なのです
しかし、日本語も覚束ない頃だったので、作者の国籍とか曲名の意味とか考えたこともなく、
ただ今まで、夢のように美しいメロディだけを記憶していました
湾岸戦争の頃には今ほどネットは普及しておらず分かりませんでしたが
今回の戦争では、私のようなあまり軍事に興味がない者にも
開戦に至ったきっかけや経緯、そして侵略国家の内情、戦地の状況も伝わってきます
それぞれの国民同士には、戦争をする理由などこれっぽっちもないこと
攻められる側はもちろん、国というか独裁者の命令で戦争に加担させられる側も、
非常な苦しみと悲しさを強いられていることが、伝わってきます
戦争という言葉から、崇高な犠牲、だったり、国と国の争い、祖国のために、などという美辞麗句を連想したことがあったのは
これまで自分には現実の戦争が見えていなかったからだと、今、分かりました
戦争とは、一部の狂った人間、もしかするとただ一人の狂った犯罪者のために
自分と同じ無関係な一般市民が巻き込まれて被害を受ける、犯罪者による大量殺人
狂った人間による犯罪でしかないと今は思います
私が知らなかっただけで、過去のあらゆる戦争は、
戦争に加担したくない人間にとっては一方的に被害をこうむる犯罪だったのだと今は思います
もう何度、これまでの歴史でそんなことが起こったかしれないのに、未だに止める術がないとは
人間とは
ホロヴィッツは私にピアノを練習させようと、身内がこれまたLPを買って来てくれて
暗い背景に白いホロヴィッツが浮き上がるジャケットで初めて知りました
(当時ピアノが嫌いだったので、あまり有り難くなかったのです(笑)
もしまだ生きておられたら、今のこの世界にどれほど悲しまれるかと
ウクライナの、ロシアの人々の哀しみを見ては胸が詰まります
本当に。「夜と霧」や大岡昇平などを読むと、絶望の中で人間の心を支えるのは芸術なのだと、思い知らされます。
まあー、子どもの情景のLPがかかる日曜日の朝なんて、ひらひらレースの少女マンガちっく♪
夫が「ドイツでは有名だよー」と見せてくれた、プーチンの毎年公表するマッチョな休暇写真(狩猟とか、上半身裸で乗馬や釣りとか)とか、演台に進む時にずらりと並んだ衛兵とか、ああ、これが長年続けばそりゃ勘違いしていくわな・・・と。
色んな本を読み、色んな患者さんと出会い、私も少しずつ世の中の見方が変わってきたかなあと思います。

雨漏りのする二間と台所だけの、貧しい小さな昭和の社宅でしたが(笑)
父曰く、両親が結婚する前にちょっと色々あって、
戦後間もない新しい時代に、二人でこれからの家庭を築くのだと、夢は若く、理想は高かったようです
そんな家庭で過ごせた自分の子ども時代の記憶は、その後何があろうと、自分を守ってくれていると実感します
両親には苦労が多かったでしょうけど、子どもにとっては幸せな時代でした
芸術は、多くを喪ってなお生き続けていかなくてはならない時、
何よりも助けになってくれるものだと思っています
ですが、同時に醜いシビアな現実を美しく哀しいものに昇華させることで、
現実を知らない経験値の低い人間には、時として諸刃の刃にもなる側面があると最近考えるようになりました
そこを切り離して鑑賞できる状況であれば、これほど人類の素晴らしさを教えてくれ、豊かな時間を与えてくれるものもないのですが
見るともなくネットを漁っていると、今は時の人の情報が散乱しています
子ども時代の写真から、20年余りの変遷をまとめた写真も
今のプーさんは3人目の影武者だとかいうトンデモ記事もあれば、
本人だけどパーキンソン病だとかアルツハイマーだとか、
病で判断力が無くなり、人格も変わってしまったのだという記事も
実際のところは分かりませんが、世界にとって取り返しのつかないことになる前に
何とか思い止まってほしいということだけです
もう既に、遅きに失している感はあるかもですが
まさに、「子どもの情景」ですね!
プーさん・・・わはは。毎年公表されるという休暇写真は、彼の「こう見せたい、理想の姿」の表れで、非常に興味深かったです。

国連安保会議での演説でノルウェー代表がロシアが戦争をやめれば直ぐに戦争は終わる。ウクライナが戦争をやめればウクライナがなくなる。これの元は戦争反対のプラカードにあった言葉だそうです。
世界がこの戦争(侵略)を認めてしまえば、軍事力のある国、核保有国は好き放題するのではないでしょうか。
台湾有事が有ってもテレビ局の社員は同じことを考えるのでしょうか。テレビを見ている日本国民に同じことを言えるのでしょうか。
台湾の次は、、、
尖閣や沖縄はあっという間に乗っ取られる事になるのではないかと考えてしまいます。
平和ボケの日本が恐ろしいです。
ドイツも核は持っていませんが核シェアリングをしているそうですが?本当でしょうか。
核の悲惨を世界で唯一経験した日本だからこそ二度と核の悲惨を味わってはいけないのではないでしょうか。
私の死後も子供や孫達が平和に暮らせる日本、世界であって欲しいと願ってやみません。
あ、そのテレビ局員はナイーブですね。ロシアが条件に出したウクライナの非軍事化も、そんなの絶対に出来る訳がない事で、それを解って条件に出しているのですよね。
プラカードの言葉は正しいと私は思います。