休暇明け、怒涛の一週間

予想していた通り、休暇明けは怒涛の様でしたー。

月曜の朝は電話が鳴りっ放しで、「常に留守電」と星一つをくらっちゃったよ。

書き込みの名前を見たらうちの患者さんじゃなかったので、

「お待ち下さい」のアナウンスを留守電だと勘違いされたらしい。

スタッフはえらくショックを受けていたけれど、

色んな人がいるし、小さなチームでパンクする事はあるし、仕方ないさー。

そして、これは開業医あるあるなんだけど、

金曜日の駆け込みは重篤なのが多い。

この金曜日も、話しを聞いて「これは・・・」と思った３人を、

終業後に来て貰って診察したら、全員ドンピシャ。

点滴したり、薬を処方したりで、大わらわ。

はあー、放っておいたら週末に入院していたかも。

でも、そんなこんなで、この金曜日は、

朝７時半から、まともな休憩なしで晩６時半過ぎまでという新記録。

朝御飯はもともと食べないところ、

お昼を食べる暇がなく、水分補給も不足気味になり、

終わった時には、私にしては珍しい頭痛に、軽い吐き気まで。

ちょっと横になって休憩してから立ち上がったら、

脚の付け根が痛くて、ひょこひょことしか歩けない。

ひえーっ、そこまで力が入っていたんか。

新規患者さんから、

「入院中にお医者さん達から口々に薦められたから」と聞いて、

へえーっ、病院から？さっぱり思い当たりがない。

「病院で働いていたの？だからそんなに有名なの？」と訊かれ、首を捻る。

急患の受け入れ要請の度に、「よそに送って」「それでも受け入れろ」と、

電話で侃侃諤諤とやり合った覚えしかないんやけどねえ。

（↑ RKI COVID-19 Germany ２０２１年１１月１２日）

８月まで邁進していた予防接種率が、その後頭打ちになってしまっているドイツ、

収まりかけた第４波が未曾有の大暴走中。

今迄ちらほら出るだけだったピンクが広範囲に広がり、何とパープルが初登場。

過去の波がこんなに小さく見えるー。

（↑ ２０２０年１２月１６日）

左上：人口１０万人当たりの１週間の感染者数

中上：その日の全国の感染者数

右上：その日の全国の死亡者数

でも、予防接種スタートしたばかりで、まだ大規模接種していない頃の、

去年の年末は、今より少ない感染者数で、今の何倍もの人が亡くなっていた。

（当時も医療崩壊していなかったし、治療法も今と特に変わらず）

それよりは、ずっとましな状況。

うちの医院でも、ブレイクスルー感染がちらほら出てきたけれど、

今のところ、接種済みで亡くなった方がいないのが、心の救い。

ブースター接種の問い合わせも急に増えて、色々げんなりだけれど、

いつか普通の生活が戻る日を夢見て、ガンバロウ。

土曜日接種を再開させる事なく、何とかなればいいなあ。

皆様も、どうぞご無事で。