台所の進捗状況

台所の作業台（天板）は人工石で、総重量１４６ｋｇ。

長いのは、新築部分の螺旋階段は絶対に通らないので、旧母屋の方から上げて、

階段の折り返し部分では、角のトイレのドアを外して突っ込み、

高く持ち上げて階段の手すり部分を乗り越えさせて、何とか。

かんたさん、かなえさん、その節は本当にどうも有難う！！

必死で運んでいて、写真がないのが残念だー。

あれから２週間置きっ放しだったけれど、

「台所なんてすぐ出来るから、まず庭仕事をしてから」なんてほざく誰かさんに、

「今日、どうしても、今から」とプレッシャーをかけまくって、遂に、遂に。

木枠を外し、指を挟まないように木片を噛ませながら、

二人で慎重に載せていきます。

（キッチンの入り口は曇りガラスの引き戸にした）

仮置きしただけだし、まだ窓拭きしていないけれど、

うわー、ここでお料理するの、めっちゃ気持ちよさそう！

窓の正面が作業場、というのだけは絶対に譲らなかったのだ。

石の作業台だと、熱いものでも置けるし、傷がついたり汚れが染み込む心配もなく、

粉ものの作業もやり易そうで、素晴らしいー。

こぼれた物がはっきり見えるように、なるべく無地に近いもの。

本当はアイボリーホワイトがよかったのだけれど、これしかなかった。

石は高いし重いし、どこか合わなくても削って修正なんてできないし、

何度も諦めようかと思ったけれど、諦めなくて本当によかった。

コンロは電熱で、オーブンは大きくて蒸し機能付き。

IKEAの台所は断然安いので、その分贅沢にオプションを付けられた。

と言っても、すぐに壊れそうなハイテクも、IHも電子レンジも好きじゃないし、

ドイツの基準から見ると「小さい！！」と言われる台所なので、大した事ないよ。

食器洗い機と冷蔵・冷凍庫は、別置きにした。

（ドイツでは、戸棚の中にすっぽりと家電を入れ込んで、

扉を閉めたら戸棚みたいになっているのが、よしとされる。

まあ家電って基本的にみっともないからね。）

別置きの方が安いし、買い替えの時にも融通が利くし。

ダイニングキッチンじゃないから、そこまで拘らない。

食器洗い機は今迄使っていたものを、そのまま。

冷蔵・冷凍庫は、霜取り不要！というのを買った。

大きくて階段でつっかえまくり、もうダメかと思ったー。

流しはオーブンの天板が洗えるサイズで、

工場で作りつけの、縁・段差なしタイプ。

（ステンレスとの継ぎ目部分に汚れが入るのが大嫌いなの！）

作業台は脚なしでいける限界まで広げておいた。

背面パネルにコンセント用の穴を開けているところ。

天井、窓枠、床が本物の木なので、木目調のパネルでは合わないし、

ガラスやタイルだと汚れが目立って大変なので、

少ない選択肢の中、マットなコンクリート調にしてみた。

作業台もグレーホワイトで、オーブンと冷蔵庫がシルバー、

棚の足元もグレーなので、まずまず合ったかな。

うちの床は全部、木を糊付けせずに並べて嵌め込んであるだけなので、

ちょっと畳を思わせる柔らかい感触で、裸足でもふわっと気持ちいいの。

さあ、夢の台所まで、もう一息だー♪

＊　＊　＊　＊　＊

↓↓今迄の台所。学生寮を出てから２０年近く、こうして暮らしてきたんだなあ。

最初のアパートの台所は狭かったけれど、造りは結構しっかりしていたし、

作業台が狭いから机を入れたり、コルクマットを敷いたりして、

自分達でも居心地をよくする工夫をしたので、まあまあだった。

次のアパートの台所は、狭いうえに安物で、最悪。

よくまあ、こんなところで作っていたな・・・。

最後はこんなんなっていて、もうストレスしかなかった感じ。

引越してから何と半年以上、単身用アパートメントのミニキッチンで。

悪くないけど、一家４人分作るのは無理やってば！

はあー、長かった・・・。