銀行の憂鬱

５月末に銀行がコンピューターシステムを一新したら、ポシャって、

オンラインバンキングが使えないのが、１箇月以上続いた。

仕事関係プラス工事の支払いというのは本当に多くて、

１週間でも、かなりの件数が溜まってしまう。

それをいちいち、２２桁の口座番号を間違えないように手書きし、

振込用紙を郵送しなくてはいけないという、何とも彼とも。

（情報保護の関係で、メールでは送れないのだ。）

健康保険からのメインの収入はまだ先だし、

最後の一つの助成金が、まだ入ってこなくて、

資金繰りはまだまだ崖っぷち。

そこに容赦なく、バサバサと請求書が届く。

銀行は銀行で、突然増えた手作業にパンクして、

振込用紙を送ってから振込までに、３週間とか４週間とか、ざらに掛かる。

早期振込の特典は消されるし、ひどいのだと督促が届くし。

私のせいじゃないのに、それも精神的負担に拍車をかける。

週末、机に向かって銀行関係の事を片付けるのが嫌で嫌で。

向かい合う事から逃避したくなってしまって、

銀行の担当者からのメールにも、すぐ反応できなかったり、

届いた請求書などをすぐに開封できなかったり。

と言っても、放っておけるものではないから、

２、３日のうちにはやるし、やってみれば大した事ないのに、

すっと片付けられない、やる前の気の重さと言ったら。

頭も胃も痛くなってくる。

そう言えば、嫌なメールが続くと、

メールをすっと開けられなくなる事があった、あれと同じか。

数字は伸びているのだから、数箇月も経ったら回り始める筈、

と判っていても、実際にお金が入り出すまでは、気が晴れない。

私がやらなければ誰もやらないのだから、やるしかないのだけれど、

あーあ、逃げたい。早く楽になりたいよう。

工務店の社長さんは、奥さんが振込手続きしていると聞いて、羨ましい！

私もそんな奥さんが欲しいわ。

診察室からの眺め、この日は霧。