挽き肉スープのバリエーション例

大工さん達への日替わりスープ、

前回のバリエーション例で、今回はカレースープ。

材料（６－７リットル分）：

人参数本、玉ねぎ３個、じゃが芋８－１０個、鶏（七面鳥）挽き肉４００ｇ、キャベツ半株、生姜、塩胡椒、カレースパイス適宜、カレーペースト少々、牛乳半カップ。

じゃが芋は皮を剥いて、水に晒しておく。

じゃが芋が面倒臭くならないコツは、皮を余り丁寧に薄く剥こうと思わない事。

玉ネギと人参を一口大に切って炒めながら、キャベツを切る。

私は端から１－２ｃｍの厚さに切って、こうやって放射線状に切ったり・・・

中の方はこういう感じで、なるべく同じ大きさになるように切る。

（上の写真、左から２列目の真ん中を切り忘れていて、この後で切った。）

鍋にキャベツと一口大に切ったじゃが芋も入れたら、

水を入れ、白ワインをジャバジャバっと入れる。

今回も、塩は全体で使う量の４分の１（ここでは小匙山１）位、薄っすら少しだけ。

圧力鍋で圧をかけて、ピンが上がったらすぐに火を止める。

圧力鍋を加熱している間に、別の厚手の鍋にオリーブ油を入れ、

好みのスパイス（カレー粉、キャラウェイシード、おろし生姜など）を入れ、

そこに挽き肉を入れて炒める。

前回と同じく、挽き肉を鍋に入れたら、すぐに白ワインをジャバっと注いでゆるめ、

木べらで最速でガシガシやって、挽き肉を潰すように混ぜまくり、形を崩す。

「にょろん」がなくなったら、残りの４分の３の塩（大匙１弱位？）を入れて、

カレーペーストを小匙１－２杯混ぜる。カレールウ（フレーク）でもいい。

カレーペーストやルウには塩分があるので、塩は前回よりやや少な目に。

ちょっと入れると、バラバラだった味がまとまる感じ。

私が気に入っているのは、このALNATURAのカレーペースト。

挽き肉を細かいそぼろにし過ぎない方が、具らしくなるので、

最後は混ぜ過ぎず、わざと塊を残し、そのまま余熱で火を通すのも、前回と同じ。

圧力鍋のピンが下がったら、別鍋の中身を加え、さっと加熱。

（お肉の味がスカスカに抜けないよう、余り煮込まない。）

好みで水溶き片栗粉でとろみをつけて、

牛乳を半カップ位入れると味がまろやかになる。

挽き肉からスープに塩味が溶け出すので、暫く置いてから味見して、調整。

挽き肉を使うスープは煮込み時間が短くて済むので、

当直明けの朝にささっと作って、お昼に持って行くのに向いている。

材料がちょっと違うだけで、やっている事は前回とほぼ同じなのだけれど、

がらりと違う印象のスープになります。

こういう感じで材料や切り方をちょっと変えたり、

更にベースを醤油にしたり味噌にしたりトマト味にしたりすると、

バリエーションがどんどん広がります。

バリエーションを作るために大事なのは、余りあれこれ入れ過ぎない事。

欲張ってあれもこれも入れていると、毎回似通ってきてしまうので。