一人一人の積み重ね |
ちょっと前に健診から大腸内視鏡に送り、癌が見つかった患者さんが、
私の不在時に来院されたそう。
たどたどしいドイツ語で、
もう手術も済んで、全部きれいに取れたと、
涙ながらに感謝されていたと聞き、
また、大腸内視鏡をした内科医が私の事を褒めていたと伝え聞き、
本当にほっとしました。
医者は命を救って当たり前、救えなかったら責められる立場なので、
つい「自分が何パーセントを救えるのか」という統計で考えがちなのですが、
そればかりじゃないんだな、と今回気付きました。
普通の暮らしをしていたら、誰かの命の恩人になるチャンスなんて、
一生に一度あるかないか程度ではないでしょうか。
でも、医者になったから、誰かの命を救えた。
それがたとえ、たった一人だとしても、命の重さを考えれば、
もうそれだけで、私が必死に医学を修めた甲斐があった、
もっと言えば、私が生きている価値があった、という事かも知れないな、と。
私のたかが6年と、ひと一人の命が対価なんて、考えてみれば凄い。
一人の命を救えたら、それだけでもう充分「元」は取れているんだ。
そういう一人一人の積み重ねなのかな、と考えたら、
この道を選んでよかった、頑張ってきてよかった、と思えました。
そして、何パーセントじゃなくて、
顔と名前のある一人一人を、これからもっと積み重ねていきたいな、と。
一人でも多くの人を笑顔にできるよう、日々精進。
黒い森にも春の訪れ。
今週も、健診で気になった患者さんを胸部レントゲンに送ったら、どんぴしゃ。
肺に変な影が見つかって、精密検査に。
これも、いい結果になりますように。
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(月・水・木)21時~22時/(火)22時~23時 (ドイツ時間)
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何だか、新しい世界が拓けた感じですね!
そう思えたくまさんが、素晴らしい!
シュペッツレに格闘しています。笑。
動画ほど上手くはなりませんが。ちょっとづつは前進。笑。
味は格段に良くなりました。
どうもありがとう。
ドイツに住んで幸せと思う季節ですね*
きょうの記事。 くま先生の医師として人としての
謙虚さ誠実さが、ほんとに美しいなと思いました。
です。私もその方どうしてるかなと思いましたが手術も無事に済んで
本当によかった!今日の方も良くなりますように。痛み止めのことですが内科で当初は風邪とのことでロキソニンが出ましたが帯状疱疹の痛みにはほとんど効果が無く皮膚科でファムビルと一回600mgのカロナールになり私はとても楽になりました。もちろん痛みゼロでは無いですが普通に暮らせるようになりました。緊張型
頭痛で時々ロキソニンを服用しますがシャープで良く効きます。私もカロナールでは少し不安でしたが病気によっては薬の合い方が
違うと実感しました。くまさんも体休めてくださいね^^
そう、何だか新しい世界でした。
だから、家庭医として働くようになって、本当によかったです。
シュペッツレ、本当に奥が深いです。
こちらの方にいらっしゃる機会があれば、是非あちこちのレストランで食べ較べてみて頂きたいです♪
有難うございますー(泣)。
こんな事を書いて、「思い上がるな」とか「一人助けた位で舞い上がるな」とか叩かれるかなと、かなりドキドキしながら更新したので、皆さんの優しさが嬉しいです。
暗くて長い冬の後の春は、本当に美しいです。鳥がまた、本当にいい声で歌うんですよ~。
帯状疱疹にはロキソニンよりもカロナールが効きましたか!そういう体験談はとても貴重です。有難うございます。
どうぞお大事に!
本当に、「気は持ちよう」だと思いました。
どんなにしんどくても、こういう一つ一つの笑顔に救われて、歩き続ける事ができている気がします。
当たり前・・・そうか、そうですよね。
いい塩梅って、いい言葉ですね。有難うございます。
お医者さんにとっては、こういうことが、励みになりますよね。
元気そうでよかった!患者さんもくまさんも。
本当に、こういう事に元気をもらっています。
皆さんにもあたたかい言葉を掛けて頂いて、有難い事です。