Mais il faut cultiver notre jardin. |
誰かに書類をお願いするというのは、
こちらに正当な権利があってもそう簡単ではなく、
それを実際に書く秘書さんとか、色んな人が絡んできて、
誰かにお願いしたら、その人が次の週に動き、
その次の人が、また1週間経ってから・・・
という感じで、今は待ちぼうけの時期です。
私は私の目の前にある仕事を、精一杯やるしかない。
ある慢性疼痛の患者さん。
数多の医者から「どこも悪くない」と言われ、疼痛治療も失敗し、
もう何年も、自己責任で鎮痛剤を山のように買い込んでは浴びるように服用している。
周囲からは「ヤク中なんだろう」という目で見放されていた。
でも、ちょっと前に診察する機会があって、その氷のように冷たく汗ばんだ手に驚いた。
顔色もロウのように白く、仮面のように表情がない。
よく話しを聞くと、痛みがひどく、仕事に行くだけで精一杯で、
余暇はどこにも出掛けず横たわっているだけ、交友も絶えたという。
鎮痛剤を、毎日一箱。それでも痛い。
「あなたね、そんな事していたら、いつか命を落しますよ。
私と一緒に、ちゃんと疼痛治療しましょう」
段階を踏んで、モルヒネまでいき、用量を上げていき、
顔に生気と表情が戻ってきて、手があたたかくなった。
先週末は、初めて痛みを忘れていられる時間があったという。
「どんなひどい敵にでも、この苦しみは味わわせたくない」という位の痛みを、
「沢山の医者にかかって、でも誰もわかってくれない、誰も助けてくれないから、
もう私は一生背負って生きていかなくちゃいけないんだと思っていた」
・・・何という酷い事か。喉元にかっと熱い塊がこみ上げてきた。
ヤク中なんかじゃない。飲みたくて飲んでいるんじゃない。
痛くて藁にも縋る思いだっただけなのに。
私のゴールは、この人がまた友達と楽しい時間を過ごしたり、
休暇旅行に出掛けたりできるようになる事。
「きっと、ゴールはもうすぐそこですよ」と、一緒に笑える幸せ。
院長の不在を不満がっていた患者さんが、
初めて私にかかった後、「次回もくまさんで」と予約して帰ってくれたり、
ドイツに来たばかりで不慣れな患者さんの通訳についてきた友人が、
私の診察を見て、「私もこちらに替わりたい!」と書類にサインして帰ったり。
そういう日々の事に、歩き続けるエネルギーをもらっています。
私に出来ない事も沢山あるけれど、出来る事を一つずつでもやっていこう。
■欧州日本人医師会の電話健康相談(無料)■
(月・水・木)21時~22時/(火)22時~23時 (ドイツ時間)
+49 9951-9493-399
↓詳細はこちら。
http://www.eu-jp-doctors.org/page2/
と言いたい気がします。本当に。
嬉しいほどの「春」になりました。
ウキウキ。るんるんはしています。。

光が見えてきた感じですね。
私もこんなお医者さんに診てもらいたいなぁ。
みなさんがくまさんに診てもらいたいなんて、
嬉しいことですね!


って言われると嬉しいですよね!(^^)
人間真面目にこつこつやっていれば、
いつかは光がさしてくると信じたいです。
本当に、一気に春めいてきましたね!
こちらも花が咲き始めて、うきうきです。
医者と患者というのは相性もあるし、私じゃダメな人もいると思うのですが、私を選んでくれる人がいるというのは、本当に勇気をもらいます。
こちらこそ、ありがとうございます!
私も学生時代の実習時に、投薬できなくて、手を握ったり背中をさすったりして慰めた事があります。そういう経験が、今の私を作っているのかなあと思います。
なるほどー。確かにそれはあるかも知れませんね。
でもまあ、いずれにしても治療法は同じですし、病名が何であれ治療でコントロールできている事が一番大切かと思いますが、どうでしょうか。
はい、嬉しいです!
そうですね。そう信じて、頑張ります。

そして、くまさんみたいなお医者さんが増えて欲しいとも思います。
ありがとう、ありがとう。
そういう言葉に勇気をもらいます。
本当に、川越さんの、何とかならないのかしら・・・。どんな持病やアレルギーがあっても、使える薬は絶対にある筈!と思うのですが。そこであっさり諦めるのは医者として非人間的と私は思います。私の夫(医者で慢性疼痛患者)に川越さんの話しをしたら、「あり得ない!」「ひどい!」と激昂しております。

帯状疱疹の強い痛みです。右の肩甲骨や腕と脇の下や肘が痛く
頭痛と発熱で内科受診で薬処方されましたが痛みがひどくほとんど
眠れず食事もできず家族が世話してくれましたが、つらくて。一昨日
夜発疹を見つけ翌日皮膚科受診してファムビルとカロナールと塗り
薬が出ました。ファムビルは効果としては2日後からだそうですが
カロナールってこんなに効くのですね! 慢性疼痛の患者さんに
寄り添うくまさん尊敬します。私もお礼言いたいです^^

日々のフラストレーションの中でも、目の前の患者さんに真摯に向き合ってるくまさんは、立派と思います。本当に尊敬します!その患者さん、痛みを忘れていられる時間が出来て、さぞかし嬉しかったでしょうね。痛みをマネージ出来るようになり、その方をサポートしてくれる環境に巡り会えるといいですね。くまさん自身もお体に気をつけて下さいね。応援しています!お忙しいと思いますが、のーんびりリラックス出来る時間がもてますよーに。(^^)
うわあ、それは大変・・・。発疹が出る前はなかなかわからないんですよね。
カロナール、そんなに効きましたか?よかった、よかった。ドイツ人の患者さんだと、それでは全然ダメでもっと強い鎮痛剤が必要なことが多いです。
帯状疱疹は体が弱っている時に出る事が結構あるので、もしサボっている健診などがあったら、全部一通り検査してもらって下さいね。
どうぞお大事に!
いえいえ、目の前の仕事に集中することで不快な事を忘れられ、私の仕事を肯定してもらえると勇気が出て、逆に私の方が助けられているんです。仕事があってよかった!と思います。
こうして皆さんにも励まして頂いて、元気百倍です。

この記事の患者さんのことは何度読んでもつい涙腺が緩んでしまいます。今後もこんな患者さんが一人でも救われるように、頑張ってください。
はい、頑張ります!
私はまだまだ力不足なのですが、でもそんな私にも出来る事はあるのだし、それをしたくて医学を修めたのですから、頑張らなくちゃいけませんね。