奈落の底 |
管轄医師会から電話がかかってきました。
高圧的な第一声は、
「あなた、まだ修了してませんからね。XXさんが言ったのは間違いです」
なんと、あの問題の半年ではなく、
絶対大丈夫だった筈の病院内科の3年にけちがついて、
1年差し引かれるから、その1年分をやり直せという。
当時働いていたリハビリ病院の院長には、
3年ではなく2年分の認可しかなかったというのだ。
騙された・・・!
一般内科の研修に3年の認可があるというので、
ひどい労働環境だったけれど、指折り月日を数え、
臼歯を全部噛み割ってしまった位、歯を食いしばり、
耐えて耐えて、頑張ったのに。
しかも、以前「不要」と言われた書類まで必要で、
今一体どこにいるかわからない、当時の医局長達の誰かを探し出して、
書類をお願いしなくてはいけないという。
(その病院は労働環境がひどかったので、長続きしない人が多く、
病棟医だけでなく、医局長や上級医もころころ変わったのでした。)
リハビリ病院からも、追加の書類を出してもらえという。
はっきり言って、無理難題。
あと1年やらなくてはいけないという事よりも、
昔の職場とまたコンタクトを取って、頭を下げて書類をお願いしなくてはいけないという事に、
つらかった記憶が蘇り、不覚にも泣き崩れてしまった。
帰宅しても夫に言えなくて、翌朝やっと口にする事ができたくらい。
でも、しっかり眠って、
子ども達とシャボン玉やお絵描きやかるたをして遊んで、
あたたかいお味噌汁を作って食べたら、
あーあ、仕方ないなあ。もうあと1年、どこかで頑張るか。
と思えるようになった。
(行く予定だった医院は、
例の保険医協会からの電話で契約破棄になってしまったので、
また新たに探さなくちゃ。)
医者になってもう十年も経つのに、まだ専門医も取れないなんて。
でも、その月日がカウントされなくても、私にはいっぱい宝ができた。
だから、無駄じゃなかったんだ。

昨夏の遠足の時、院長夫人が撮ってくれた、院長と私。
1年なんて、きっと、あっと言う間だよね。
■欧州日本人医師会の電話健康相談(無料)■
(月・水・木)21時~22時/(火)22時~23時 (ドイツ時間)
+49 9951-9493-399
↓詳細はこちら。
http://www.eu-jp-doctors.org/page2/

くまさん見てるから。。しか言えない私もしんどい。。
でも見てる。

結果ですね。辛いですね!
終了しているのか?いないのか?対応が酷いなぁ。
あぁ、頑張っても頑張っても終わらない感じで、嫌ですね!
これは、落ち込みますね。でも、元気出すしかないですよね。
北海道から応援していますよ!

今からドイツに行って文句を言いに行きたい!!!
きっと、ここを越えれば、どこまでも拡がる青空が
くまさんを待っていますよ…
一年はほんと、あっという間!

こういうことってドイツでもあるのですね。
私も落ち込んだりつらい時は、とにかく眠って疲れを
とりおいしい好物を食べたりします。そうすると現実以上に
つらく考えることがストップするような気がしますので。
といってもくまさんのご苦労はお察しします。
応援してます。
1年なんてアッという間に過ぎ去ることでしょう!
1年後、くまさんの笑顔が目に浮かびます!(^^)
くまさんを必要としている人たちのためにもガ~ンバ!

相変わらず、公的なものというか権力をかざすかたと相性が悪いようで…。
でも、それを力にしてさらにパワーアップするくまさんには、いつも感心させられます。
今回もくまさんは乗り越えてパワーアップしていくのでしょうね。
色々あるけど、くまさんには周りにご家族やくまさんをよくわかっている人がちゃんとおられるから安心しています。
こういう悪いことが起こった時こそほど、契約破棄になったところより良い勤務先が見つかったりするものです。
遠いところから祈っています。
人生に無駄はないですよね、過去があるから今の幸せがある。
私は乗り越えているというより、すり抜けているのか(^^;
なんとかやってます。

にしても..... すっごく格好いい写真ですね!
前途洋々って感じがしますよー
さて 書類を集めてネクストへですね
どうぞ関係者が、クマ先生を援けてくれますように!

でも、くまさんさらにさらにパワーアップしている気がします。これだけ打たれまくったら強くもなられますか。尊敬します。本当に。切り替えをいかにするかというのは重要なんですね。勉強を楽しめるくまさんも素敵。アルゼンチンから肉を差し入れたいくらいです。
私もフルタイムで働き始め、主人が主夫という形を今年からし始めました。色々ありますが、前を向いて歩きます。
でも、この抜け毛と白髪の多さには驚いているので、前にくまさんが紹介しておられたジューサーがますます気になっていきました。頑張って下さい!

希望の光の後だけに、奈落の暗闇は辛いでしょうね。お察しいたします。
あの、人生の過程での遠回りって悪い事ばかりじゃないかもしれない…、遠回りばかりしている私は、この歳になって (くまさんより少しお姉さんかと)思うようになりました。もちろん一直線でビューンっと目的地に着いた方が、その後より多くの自由時間が持てるでしょう。でも、遠回りの道中で見る風景も、たとえ苦いものであっても、結果的には自分の人生を彩る要素となってくれる。そう考えると、無駄に費やしたと思っていた過去の時間も、他の全ての経験と同等に思えるのです。
今まで何度も大きな山を越えて来たくまさんなら、大丈夫。一ブログ読者はそう信じ、また、祈ってます。
ただ、ストレスの溜めすぎだけは、どうぞ気を付けて下さいね。
ドイツって、こういうことが本当によく起こりますよね。担当者によって、全く言うことが違って、うんざりですよね・・・
私もここのところ、医療機関にかかることが多いのですが、その対応のひどさに、確実にドイツで寿命が縮まっていると思っている位です。
家族との楽しい時間で少しでも癒され、前向きになられることをお祈りしています!
でも。ご自身でも書いていらっしゃるけれど、この話と医師としてここまで積んでこられた経験とは全く別物ですものね。その経験がある限り、わたしはくまさんはきっと大丈夫だと思っているんです。
どんなときでも応援していますから。がんばって!
ドイツのお役所、対応してくれた人によって天国と地獄くらいの差があるように思います。私はドイツでの最初に永住許可の手続きの際、対応してくれた人のミスで危うく3ヶ月間日本に返されるところでした。夫もその席にいたので聞き間違えなどではなく、不審に思い同じ役所の別の人に問い合わせたところ、その必要は全くないとのことで難を逃れました。日本の住まいを引き払ってドイツに来ていただけに、今考えただけでもゾッとします。

お子さんを産み育てながら、家庭と仕事を両立されてきたくまさんだからこそ、とっくに専門医になられたかつての同級生よりも、より家庭医として身につけられた大切なことが、法的には認められなくとも確実にあって、それが今の勤め先ではしっかり評価されているのが、よかったですね。
どうかようやくくまさんが、あとこれだけという地点に立って、後は目標に向かって、院長さんもくまさんたちも大変だと思うのですが、少しずつ距離をつめていき、果たすことができますように。これ以上、よい方向に「実は」と新たな情報が出てきても、とんでもおいおい情報が出てくることがありませんように、わたしもお祈りしています。

私はうつ病の治療中なんですが、受け付けの人の差別的な対応や、保険に関して各部署をたらいまわしされ、広い病院内をあちこち行かされ、本当にめげたことも少なくありません。自分の最低限のタスクだけをして、次の人にパスする事しかしない人もいっぱいです。くまさんの今回の経験を、人間対人間の治療がもっと行われるように生かして欲しいです。
医療の仕事は、正義感や慈悲の気持ちが無いと割りに合わない仕事なのでは無いかと思いますが、研究者も保険会社も含めて、common wealthでは無く、利己的な利益を動機にして動いている人が多いと思います。私は、患者の気持ちやこういう理不尽さと日々戦っている人の気持ちが分かるくまさんは本当の医者だと思います。悔しさややり切れなさ、よく分かります。でも、遠くからですが私は応援しています。専門医でなくて色々制限があるのかも知れませんが、母親もしながら患者さんも救い、本当に尊敬しています。
それはきつい・・・。
私のなんて、たかが1年の事なので、それに較べたら軽いですね。
見ててくれて、ありがとうございます!
今回の皆さんのコメントに、凄く励まされました。
そうなんです。やっと、やっと、やっと終わる!と思ったので、今回は流石に落ち込みました。
でも、本当に、元気出すしかないんですよね。
うふふ、文句言いに来て~♪
ま、最後の試練(願わくば)と思って、頑張ります。
そうですよね。つらい時に睡眠と食事は凄く大事ですね。
お腹が空いて寝不足だと、碌な考えになりませんから。
もう~、弘さん、優しい!
本当に、相性悪いよねえ・・・。
パワーアップ、してるかなあ。がんばろう。
有難うございます!
この写真を見ては、元気を奮い立たせています。
院長夫妻とはもう家族ぐるみの付き合いになってきていて、だからこんな事で壊させません!
そうなんです。「あんた何様?!」という感じでした。
アルゼンチンの牛肉を食べたら、一気に元気出そう!
人参ジュース+肝油は、髪の毛が凄く安定しますよー。
そうですね。つらかった時間も、後になって振り返ると、大切な経験なんですよね。でも、その真っ只中は、やっぱりつらい・・・。で、いい加減もう終わりにしたいです!しくしく。
おおー、私も時々お邪魔していました!
海外在住者って平均寿命が大分短いと聞いた事があります。負けずに長生きしましょう!
今のドイツは医者、特に家庭医不足なんですよー。なのに育ててくれない。
でもね、私今回のより、もっと恐ろしい経験があるんです。6年間医学部で辛酸を舐めて、最後の最後に「医師免許はEU外国人には出ません」という・・・。もうその時は本当に、立って居られなくて、その場にしゃがみこんでしまいました。
はあ。やっと、やっと、ゴールが見えたのにな。ぐっすん。
お役所ってそうですよね。
これが最後の難関だと思いたいです!
おお、輝かしいはじめの一歩!
私も頑張ります。
そうですね。色々な規則は必要だとは思うのですが、余りにも手探り過ぎて・・・。あっちでもこっちでも「やり直し」の例は耳にするので、もっと道しるべがあるべきだと思います。
悲しい思いにさせてしまって、ごめんなさい。
現代の医療は、政治やお金の動きなどが凄く影響力を持っていて、しんどい事がよくありますよね。私にも、そういう制約でどうしてもしてあげられない事は多々あるのですが、できる範囲では何とかしてあげたいと思っています。