幸せな環境 |
新しい職場で働き始めて、もう4週間。
病院とは違う開業医院の仕事にも、段々慣れてきました。
医者としても人間的にも素晴らしい院長先生と、
いつも笑顔でテキパキ片付けてくれるスタッフのお陰で、
雑務に煩わされる事なく医療に集中できるのは、本当に有難いです。
「青息吐息で仕事していたのでは、いい医療はできない。
医者には心の余裕と、後で熟考する時間が必要」
「医者自身が過労死寸前の不健康さでは、
患者さんに向かって健康について説く資格などない」
それを実践している医者が実際にいて、私を雇ってくれた幸運。
「最初のうちは仕事が遅くてもいい。
適当に済ませて何かを見過ごすのは絶対にいけないから、
時間を気にせずに自分のペースでやりなさい」
お陰で毎日が勉強です。
少しずつですが、顔見知りの患者さんもできてきました。
お年寄りの患者さんの往診に行くと、
帰り際にチョコレートや飴を握らせてくれたり。
(子どものお駄賃と一緒。ぷぷ。)
スタッフに向かって「女はダメだ。ドクターはどこだ!」と騒ぎ、
にこりともせず、不信感丸出しで、
睨め回すように目をギロギロさせていた強面の患者さんが、
診察の最後にニカーッと笑ってくれた時には、
「あら、笑うとこんな顔になるのね!」と、かなりびっくりしました。
工事で迂回のため、こんな村も通って通勤。
今年は黒い森も暑い夏。
■欧州日本人医師会の無料健康相談■
(月・水・木)21時~22時/(火)22時~23時 (ドイツ時間)
+49 9951-9493-399
↓詳細はこちら。
http://www.eu-jp-doctors.org/page2/
良かったですね。
院長先生やスタッフもいい人達で良かった!
患者さんからチョコレートや飴を貰うなんて、
微笑ましい話しですね。
線路沿いの風景、いいですね。
自転車が一台、のんびりと走ってますね。
本当に恵まれた環境で、心から有難いです。
病院では雑務も凄く多くて、医療以外の事に随分とエネルギーを吸い取られていた感じだったので、「こんな風に働く事も可能なんだ!」と感動です。
毎夕30分自転車に、というのはとてもいい習慣ですね。
「うげーっ、迂回か・・・」と思ったのですが、こんなきれいな景色のところに連れて行かれたので「まあいいか」という気になりました。
ドイツの里山? 空気までが長閑な気がしますね。
首都のベルリンの真ん中でも東側?だからかしら、まったりした空気に憧れちゃいます。
Bio Shop の店員さんにしっかり覚えてもらえて、
帰国前には挨拶に行っている私でした。
長距離通勤というのはマイナス面も沢山あるのですが、こういう景色の中をのんびり走っていると、頭も心も落ち着く感じがします。
そういうお医者さんばかりだと世の中変わるのにね
そういうお医者さん方に診てもらえる人たちも幸せですね
今のドイツの保険制度は結構厄介で、医者も頭を使ってやりくりしていかないと、働いても働いても赤字になってしまったりするんです。で、青息吐息で働き過ぎた挙句に突然死したり。
雑務を省いてその分患者さんに時間を取れるようにやりくりできている、こんなボスに巡り会えたのは本当に幸運でした。