こむら返りの予防となおし方 |
睡眠中に足が攣るのは、本当につらいものです。
こむら返りは、特に妊婦さんや高齢者に多い。
まず、予防法。
①足を冷やさない。
・就寝前の入浴(半身浴で充分)で、じっくり足をあたためる。
・寝る時には湯たんぽ(Waermflasche;ドイツのは水枕のような形で、夏でもドラッグストアに売っています)を足元に入れるといい。火傷しない熱さで、でも朝までほんのりあたたかいのがベスト。
②就寝前にストレッチ体操して、足の筋肉をリラックスさせておく。
③それでもダメな時には、マグネシウムを服用する。
マグネシウムは一応「無害」ですが、少しだけ注意事項があります。
・筋肉を弛緩させる作用があり、それがこむら返りの予防になる訳ですが、陣痛も抑えてしまいます(陣痛は子宮の筋肉の収縮で、マグネシウムはそれを弛緩させてしまう。だから早産の気があるとマグネシウムを処方する事もあります)。従って臨月を迎えたら、服用はやめましょう。また、妊婦さんが定期的に服用する場合は、掛かりつけの産婦人科医に一言お知らせ・相談しましょう。
・便をゆるくする作用があります。
・腎機能が落ちている場合は、決して勝手に服用しないこと。
用量は、パッケージに書かれている一般的な服用量の幅の中で、
少しから試してみて、効かなければ増やしていく、というやり方で、
自分に効く最低量を就寝前に服用するのがいいでしょう。
私の祖母は、亡くなる前の何年間か、辛いこむら返りに悩まされていました。
今のようにインターネットで情報が集められる時代ではなく、
唯一効いたのが、熱いおしぼりであたためてマッサージする事で、
毎晩魔法瓶を抱えて寝に行っていました。
最後まで農家の肉体労働をしていましたし、寒い日本家屋で、
今思えば無理もない事でした。
日中の労働で疲れ果てて眠っているのにこむら返りで目を覚まし、
自分でおしぼりを作って足を揉んでいる祖母の姿を思うと、
当時の私に医学の知識があり、マグネシウムの事を教えてあげられていたら、
と、悔しく辛く、胸が潰れる思いです。
それ位、マグネシウムはよく効きます。
今、同じように苦しんでいる方が、助かりますように。
足が攣ってしまったら、すぐにストレッチをします。
ここで大事なのは、
■攣った箇所をストレッチする(下図)。ごく簡単に言えば、攣っている筋肉の両端にあたる関節(例えばふくらはぎなら膝と足首、足の裏なら足の指と足首)を出来る限り、攣っているのと反対側に曲げるだけのことです。
■弾みをつけず、じわーっとストレッチする。
■足の筋肉を決してactiveに動かさない。動かすと、その途端に別の箇所もピキーンといく可能性があります。必ず手を使ってストレッチしましょう。一番いいのは、誰かにストレッチしてもらう事です。

上手にストレッチしたら、何秒かですーっと痛みがおさまります。
ただ、まだストレッチの手を離すと攣りが戻ってくるかも知れません。
何分間か、じわーっとストレッチし続けると、それでなおります。
その後は、ストレッチした筋肉を決して縮めないように(ストレッチした時と反対の向きに動かさないように)だけ気を付ければ、もう大丈夫でしょう。

私は、よく、ふくらはぎが攣るんですよ。
いつもは、治まるまで痛みと戦っていましたが、このストレッチの方法でやってみようと思います。効きそうですね!助かります。

私は朝起きた時にベッドの中で無意識にのびをするらしく、
そのときによく両足のふくらはぎが攣ります。
1度攣ってしまうとあまりの痛みにぎゃあぎゃあと喚き、
「殺せえ」と叫ぶのです。
それで発見したのは
あ、攣りが来るな、という予感の段階で
足を思い切り上方に曲げて(アキレス腱を伸ばすような感じ)やると
そこで来かかっていた痛みが失くなってしまいます。
ふくらはぎ以外が攣るというのは今のところまだありません。
お役に立てれば幸いです♪
私は水泳をしていたのでこのストレッチは「常識」だったのですが、スポーツと縁がなければ意外に知られていないみたいだという事に最近気付いて、この度記事にしました。
おお、それは攣ってからストレッチするよりも合理的でいいですね。そうそう、のびをするとピキーンとくるんですよね・・・。
私は一度、足の前側と後ろ側の両方が攣ってしまって、そうなるとストレッチもできないため、七転八倒した事があります。

おお、原理は上記のストレッチと同じ事ですが、それはかなり高度な技ですね。足先のポーズを決めて眠る事ができるとは。
私がこれをやると、恐らく足の前部が攣ってしまうと思います。ふふふ。