2014年 07月 11日
凄い!骨付き鶏もも肉から骨を抜く方法 |

鶏の唐揚げ定食。
生のえんどう豆で作ったお豆御飯は、冷凍グリーンピースとは全く違うおいしさ。

私は揚げ物を滅多にしないため、得意ではないのですが、
この温度計を買ってから、大きな失敗がなくなりました。
少ない油で揚げるとすぐに温度が変わりますし、
飯島奈美さんほどの方でも温度を計りながら揚げ物をしておられるそうなので、
私なぞが温度計なしに上手に揚げられる訳がないのですね。
さて、ドイツでは鶏もも肉は骨が付いた状態で売っているのが普通で、
もも肉が使いたければ、自分で骨を外すしかありません。
何度かやってみて、「片手しか汚さずに、1本数分で解体」という私のやり方ができ、
さて御紹介しようかと写真も撮り、記事も下書きし・・・
ふと検索してみたら、凄い動画を見つけてしまいました。
生肉を見ても平気な方だけ、続きをどうぞ。
↓
ははーっ、参りました!顔を洗って出直します。
いやはや。こういう発想は私にはありませんでした。
私のやり方は、解剖学・外科的発想でしたー。
矢張り餅は餅屋、肉は肉屋。
これを、スローモーションで説明してくれるのが、次の動画。
ちょっと画像が乱れたり、誤字が多かったりしますが。
(「間接」→「関節」、「包丁の柄」→「包丁の背」の事でしょう。)
居ても立っても居られず、翌日早速もも肉を買って来て、やってみました。
ここまで鮮やかにはできませんが、うーん、これは凄い。
今迄苦労して試行錯誤していた時間を返して!という感じです。
さて、折角用意したイラストだけ、ちょっと御紹介。(模式・略図です)

図1:
関節のところには、多くの筋(腱)や靭帯が集まっており、
これらは骨にがっちりとくっついているので、
動画で骨の中央部は肉を引っ張れば骨が取れるのに、
両端(関節のところ)には包丁を入れるのは、そのためです。
図2:
足首のところは、この図の下部のように筋が集まっていて、肉は殆どありません。
だから、余りケチケチせず、やや上の方で切っても大丈夫です。
因みに、動画の「骨を折る」というのが私はちょっと嫌で、
骨を折る代わりに皮と肉を切ってもみましたが、
それだと、しっかり持てずに引っ張りにくく、矢張り骨を折った方が簡単です。
ドイツで売っている鶏もも肉には、骨盤の一部まで付いているものもあります。
その場合、この図の上部のように肉は骨に直接くっついています。
図3:
骨を取った後のもも肉は、大まかにこんな感じで「肉の束」が並んでいます。
もも肉を一口大に切る場合、皮を下にして置き、
まず膝のところで半分に切り、肉の束をざっと整え、
肉を切らずに肉の束を何本かずつほぐすような感じで好きな太さに切り、
(イメージとしては、みかんを2、3房ずつに分けていく感じで)
最後にそれを輪切りにして、好きな大きさにすると、
バラバラに分解せずに、きれいに一口サイズにできます。

おまけ。
料理している時に「ちょっと生姜を入れたい!」と思う事がよくあります。
昔は、生姜の皮を剥いて細かく刻んで・・・とやっていたのですが、如何せん面倒。
台所の片隅に生姜を転がしておいて、
直接入れたいところへちゃちゃちゃっと皮ごとすり入れるようにしたら、
手間も掛からず、洗い物はおろし金だけで済みます。
しかもこのおろし金は、とても洗いやすい。
これは使っているうちに新生姜(?)が育ってきています。
私はこうしてビニール袋に入れて下味をつけ、
そのビニール袋ごと小鍋に入れて、袋の口を開けて返し、
(ごみバケツの中にビニール袋をセットする要領で)
その中で衣をつけるなどの作業をします。
そうすると、ボウルを消毒して洗う手間が省けます。
追記:
最近はドイツのスーパーでも「Pollo Fino」という名称で、
骨なし鶏もも肉が手に入るようになってきました。
しかも、Kauflandでは、皮付きもあるよ!
by germanmed
| 2014-07-11 07:22
| ドイツで作るアジア食
|
Comments(14)

くまさんの鶏の唐揚げ定食、美味しそうです!
生のえんどう豆ご飯、香りも良いですよね。
骨付きもも肉から骨を抜く方法、解りやすい図解です。
絵が上手ですね。日本なら唐揚げ用の切れたもも肉が売っているけど、ヨーロッパでは、骨が付いて売ってますよね。
この方法なら直ぐですね。簡単な方法ですね!
生のえんどう豆ご飯、香りも良いですよね。
骨付きもも肉から骨を抜く方法、解りやすい図解です。
絵が上手ですね。日本なら唐揚げ用の切れたもも肉が売っているけど、ヨーロッパでは、骨が付いて売ってますよね。
この方法なら直ぐですね。簡単な方法ですね!
★mさん、こんにちは。
考えてみたら、もも肉1本に何分もかかっているようでは骨なしもも肉の値段は異常に高くなってしまう訳で、だからこういう早業のテクニックが存在しない訳がないのですが、でもそれを一般人が動画で見て学ぶチャンスがあるとは、本当に便利な時代だなあと思いました。
考えてみたら、もも肉1本に何分もかかっているようでは骨なしもも肉の値段は異常に高くなってしまう訳で、だからこういう早業のテクニックが存在しない訳がないのですが、でもそれを一般人が動画で見て学ぶチャンスがあるとは、本当に便利な時代だなあと思いました。

初めまして、くまさん(^_^)
鶏モモ肉の解体、いつも困っていました。
とても参考になる動画をご紹介くださってありがとうございます!
何度も観て、イメージトレーニングしようと思います。
鶏モモ肉の解体、いつも困っていました。
とても参考になる動画をご紹介くださってありがとうございます!
何度も観て、イメージトレーニングしようと思います。
わぁ!!コレは本当にすごいっ!!早速試してみたーいと、むずむずしてきましたっ。私もいつもごりごりと骨の周りをこそいで、肉を無駄にしたりばらばらになっちゃったり。唐揚げも、こうして温度を測るのがいいのですね〜。勉強になりました!良い情報をありがとうございます。
★由麻さん、はじめまして。
はい、私も何度も見て、手順を頭の中に叩き込んでからやりました。
お肉屋さんというのは、普段の仕事振りを目にする機会はありませんが、こういう凄い技で働いておられるのだなー、と感心しました。
はい、私も何度も見て、手順を頭の中に叩き込んでからやりました。
お肉屋さんというのは、普段の仕事振りを目にする機会はありませんが、こういう凄い技で働いておられるのだなー、と感心しました。
★papricaさん、こんにちは。
ね、ね、むずむずしますよね。私も翌日に鶏もも肉買いに走りましたもん(この動画を見つけたのは夜中でした)。
温度を計りながら揚げ物をしたら、「ここまで温度にバラつきがあったのか」と愕然としました。これは、自分の感覚を磨くより計った方が早いな、と思い知りました。
ね、ね、むずむずしますよね。私も翌日に鶏もも肉買いに走りましたもん(この動画を見つけたのは夜中でした)。
温度を計りながら揚げ物をしたら、「ここまで温度にバラつきがあったのか」と愕然としました。これは、自分の感覚を磨くより計った方が早いな、と思い知りました。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

初めまして、いつも楽しく読ませて頂いております。偶然にも今日私も鶏もも肉のさばき方をYoutubeで発見して、実践して感動した所でしたが、こちらの動画は骨抜きという更に凄い技ですね。
友人からEdekaではPollo Finoという名前で鶏ももの骨無しが買えるようになったと聞いて早速行きましたが、うちの町のEdekaでは取り扱いがないと言われました(;_;)
友人からEdekaではPollo Finoという名前で鶏ももの骨無しが買えるようになったと聞いて早速行きましたが、うちの町のEdekaでは取り扱いがないと言われました(;_;)

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
★鍵コメSさん、こんにちは。
あはははは、ウケてもらって嬉しいです。鍵じゃなくていいのにー。
私のやり方も、自分では気に入っているんですよー。例の小さな風車のナイフで優しく切開してそっと骨を取り出します♪ふふ。
あはははは、ウケてもらって嬉しいです。鍵じゃなくていいのにー。
私のやり方も、自分では気に入っているんですよー。例の小さな風車のナイフで優しく切開してそっと骨を取り出します♪ふふ。
★ぼこちゃん、はじめまして。
おお、遂にドイツでも骨なしもも肉が?!情報有難うございます。
うちの近くのEDEKAでは、時々七面鳥のミンチが並んでいます。
おお、遂にドイツでも骨なしもも肉が?!情報有難うございます。
うちの近くのEDEKAでは、時々七面鳥のミンチが並んでいます。
★鍵コメMさん、こんにちは。
お知らせ有難うございます!気を付けます。
エキサイトの方で何か感知したらしく、私が何もしないのに非表示に変わっていました。
お知らせ有難うございます!気を付けます。
エキサイトの方で何か感知したらしく、私が何もしないのに非表示に変わっていました。
★鍵コメCさん、こんにちは。
そう、私もそういう感想を持ちました。専門職って凄いなあと感動。
ところで、動画を鏡に写して見る、というのはどうでしょう?
そう、私もそういう感想を持ちました。専門職って凄いなあと感動。
ところで、動画を鏡に写して見る、というのはどうでしょう?