初心 |

ちょっと調べ物をしていて、昔の手帳を開いてみたら、
未来の私へ向けて書きとめた言葉がありました。
ドイツ医学留学が決まり、旅立つ直前に:
私は今迄家族にも先生にも友人にも恵まれてきた。
みんなに支えられ、助けられ、信じてもらってきた。
期待はずれになるな。皆の誇りとなれ。
この道さえ貫ければ何も要らない、と思った切望を忘れるな。
有難い、と身にしみて感じた瞬間を忘れるな。
祖父母の入院生活をふり返って:
(当時、ひどい医者にもあたり、医者特有のネガティヴな面にも触れ、
「医者になると患者の気持ちを忘れてしまうものなのかも知れない」
と、自分が医者になる事がちょっぴり怖くなってしまった私が、
患者の気持ちを忘れないようにと書きとめた課題)
・医療にやり直しはきかない。末期患者の(失われた)1日は返らない。
・患者にとっても家族にとっても初めての経験ばかり。
・その場で質問して初めて理解できる。
・どんなに小さな事でも医者の判断が欲しい。
・聞きかじりの知識が邪魔をする。
・点滴の苦痛 腕を動かせない 針の痛み 血管が見つからなくなる
・検査の苦痛 体をまっすぐにできない(のに、無理にさせられる)
・粉薬 飲みにくい 小さな錠剤を開発(して欲しい)
・病室の室温 個人差 タオルすら重い
・食事 同室の人の口出し 家族がいない時(の介助がなかった)
・医者が逃げ腰
→完全な医療はできなくてもよい。苦痛のない医療が先。曖昧さが必要。
言葉は青いけれども、ここが私の原点だったのだな、と改めてずしんときました。
ガンバロウ。

でも今は育児休暇で充電中。
鶏もも肉の唐揚げ、チコリーと庭のルッコラ、アサリの潮汁で炊いた御飯。
野菜はどんどんお代わりして山のように食べました。

可愛い花の写真ですね。
唐揚げにたっぷり野菜にアサリの潮汁で炊いたご飯、美味しそうです。美味しい物たくさん食べて、休んで下さいね!
自分の言葉は、やはり心に響くでしょうね。
決めた道をまっすぐに進んでいらっしゃるどくとるくまさん、とっても素敵です!
私も頑張ろう!
手紙というか、自戒の覚え書きなんです。
久しぶりに目にして、心が引き締まった感じです。
自分への覚え書きなので、他の人にとっては意味不明な部分もあると思うのですけれど、初心・原点って大切だなあと改めて思いました。

コチラのブログは、去年、妊娠中だったときに、血糖値で引っかかった時にネットで色々見ていたときに出会い、それから、時々拝見させていただいていました。
いつも手の込んだすばらしい日本料理を、よくドイツでお作りになるなと感心しておりました。 私は、スペイン在住ですが、とてもとても真似できるものではありません。。。
今回のこの記事の、この道さえ貫ければ何も要らないと思った切望を忘れるな、というところがとても好きです。
人生、長いようで短い中、そんな全情熱を注げるものを持っていることが、、正直、うらやましいです。私は、まだそんなものを見つけれずにいる気がします。
このブログを通して、私もがんばろうとエネルギーをもらっています☆
いえいえ、私は手抜きの一皿料理が基本ですよ~。「日本だったらこれだけって、あり得ないだろ!」と自分で突っ込みを入れてしまう位ですが、うちの家族はそれしか知らないので、たまに品数が揃うと迷い箸しまくっています。ふふ。
無事にご出産されたのでしょうか。可愛い乳幼児期を楽しんで下さいね。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
