出産の入院準備 |
入院時に持って来る物については大体の病院で、分娩室の見学会で説明があったり、持ち物リストが用意してあったりすると思います。
例えば私の出産した病院のパンフレットに載っていた「入院トランク」のリストは・・・
母子手帳、健康保険カード
分娩時用:楽なトップス、アロマオイル、好きな音楽
出産後用:バスローブ、靴下、寝間着、昼間用の楽な服、授乳ブラや授乳パッド、タオル、洗面用具、室内履き、テレフォンカード用のお金、ヘアドライヤー
赤ちゃんの退院時用:あたたかい服、帽子、手袋、ベビーシートなど
ハンドタオル、悪露用のナプキンや新生児用のオムツなどの消耗品、入院中の赤ちゃんの服などは、用意してある病院が多いと思います。
バスローブは、日本人には「?」かも知れませんが、これは必須です。
ドイツの病院では寝間着にスリッパで院内を歩き回るという事はちょっとあり得ず、昼間は室内着に着替えるものですが、已む無く寝間着のままで人前に出る時にはバスローブを羽織ります。
また、手術や麻酔などを受ける時に着替えさせられる服は、大きな割烹着の様な形で後ろは開いていて、パンツもすかすかの網状のものに大きなナプキンを当てただけです。ベッドに寝ている時はこれでいいのですが、立てば後ろは丸出しな訳で、羽織るバスローブがなければ恥ずかしくてベッドから出られません。
これ以外に持って行くとよい物や、私が一人目の出産後に「しまった!」と思った注意点などを、以下に挙げてみます。
・カメラの時計をきちんと合わせておく
これがしてあると、写真を見て「ああ、これは生まれて30分後か」などと楽しめます。
勿論、カメラの充電も忘れずに。
生まれた日の新聞を買いたいかとか、
生まれてすぐの足型をとりたいかとか、
そういう事も考えておきましょう。
・そこそこ写真写りのよいパジャマや室内着を持って行く
赤ちゃんと一緒に撮った写真が残るので、余りにもよれよれだと後悔します。赤ちゃんに似合う、優しい色のものがよいでしょう。
但し、出産直後はベッドの上でずり動く事しか出来ない場合もありますし、出血(悪露)があるので、余りにも気合の入った服は着られません。
出産直後は、パジャマの上だけを着て、ズボンははかない(はけない)事も多いので、パンツが隠れる位のちょっと長めのものを持って行くと便利です。ネグリジェ程長いのは、出血で汚れたり、トイレに行く時に邪魔になります。
・院内で履くゴム草履
いちいち靴を履くのは大変。布製のスリッパだと病室から出られないので不便。
病院のシャワーは普通土足でも立ち入れるようになっているので、私は裸足になるのはちょっと嫌です。ゴム草履があれば、それを履いたままシャワーを浴びられて便利です。
・室内着や下着はゆったりしたものを
出産してもすぐにお腹が小さくなる訳ではありませんし、出産後にひどい浮腫みが出る事もあります。更に傷などあれば、少しでも締め付けるものは不快で着られません。
・おやつ、夜食
長時間の分娩では御飯を食べ損なう事も多いですし、出産後は何しろ底抜けにお腹が空きます。そもそも授乳するとお腹が空くうえ、夜中も随分起きていますので、私など昼三食・夜三食でもいけると思った位です。
また、分娩に夫が付き添っている場合、夫の分の食べ物も必要です。
勿論、食事時でなくてもちょっとした物は頼めば貰えますし、病院に売店もあるのですが、結局面倒で我慢してしまったりするので、色々と持っていると安心です。
陣痛が始まっても余裕があれば簡単なお弁当を用意したり、入院用トランクの中にも予めクラッカーなど日持ちのするものを入れておきます。
私自身は、お菓子よりも、パンやおにぎりなど、しっかりしたものの方がよかったです。
晩御飯にあたたかいものが欲しい人は、粉末カップスープなどを持って行くといいでしょう。
水、コーヒー、お茶、お湯などは病棟に常時用意されている事が多いと思います。
・小さな鋏
上記のおやつ関連で。ドイツの食品の包装は、最初から口を開きかけているものも多いのですが、逆に何かの嫌がらせか?!という位がっちり閉じていて、やたら頑丈で破る事すらできない袋もよくあります。
お腹が空いているのに袋をなかなか開けられないのは苛々しますし、生まれたての赤ちゃんは袋のガサガサいう音でいちいちビクッと驚き、モロー反射と共に起きてしまいますので、小さな鋏を持っていると便利です。
・上の子用の「お楽しみ」
ちょっとした玩具や普段与えないお菓子など、ちょこちょこと用意してトランクに入れておきます。
出産は上の子にとって非常事態で、かなりの緊張も強いられ、子どもなりにとても頑張っているのがよく判ります。病院に面会に来てくれた時や、バイバイする時などに、ちょっとしたご褒美があるといいと思います。
・筆記用具、メモ帳
これは私だけかも知れませんが、日記などの記録をつけるため。ベッドで寝転んで書けるように、表紙がしっかりとした手帳がいいです。
・旅行用の小さな置時計
授乳やオムツ交換の度に時刻をちょっと記憶しておかなければならないので、見やすいところに時計を置いておくと便利です。
出産直後はベッドから一歩も動けない事もあるので、一晩目に必要なものだけ予め小さな鞄にまとめておいて、鞄ごとベッドサイドに置けるようにしておくと便利です。
生まれたての赤ちゃんは物音に非常に敏感で、すぐにびくっとモロー反射を起こして起きてしまうのですが、特にビニールや紙、アルミホイル、ファスナーなどのシャリシャリ、ガサガサ、シューッ、という摩擦音に敏感なようです。
トランクの中身を小分けするのに、なるべくそういう音のしないもので包むといいと思います。
さて、病院によっては、空きさえあれば「家族部屋(付き添いの家族も泊まれる)」「個室」などを希望できるところもあります。これらを希望する場合は、病院に行ってすぐ、受付の時に既にその旨言っておきます。
私は今回、最初の二泊三日分だけ、個室にしてもらいました。と言うのは、一人目の出産時に、二人部屋がとてもしんどかったからです。
二人部屋だと、回診でも何でも二人分の時間が掛かりますし、人の出入りも二倍。それは、それだけ眠れないという事なのです。
その病院では、一般の面会時間は午後の短い間だけという規則だったのですが、パートナーは例外で日中いつでも来てよい事になっていました。ところが同室者のパートナーというのは異性の他人ですから、居られると授乳でも何でもやりにくい。
そもそも出産直後のよれよれの状態というのは他人に見られたくない姿もよくあって、出産したもの同士というのは構わないのですが、それ以外の人達の目というのはやっぱり気になります。
同室者の方が先に出産していたりすると、自分が出産直後でへろへろでも、同室者はもう元気で面会時間に大賑わいという事もあります。更に、同室の赤ちゃんが殆ど眠らずに金切り声で叫び続けたり、同室者の上の子が面会に来て騒いだり、というのがあると、へとへとになります。
また、今回は私の方が、パートナー以外の面会時間を制限されたくないという事情もありました。
私が出産した病院の個室料金は1日50ユーロ強で、「それだけのお金があれば・・・」と随分悩んだのですが、結果としては、そのお陰でよく休まって回復も早く、家族にも遠慮なく来てもらえて、とてもよかったです。
赤ちゃんの写真、沢山、素敵ですね!
きょふです。
お写真の飾り方がとっても素敵ですね!
それから、入院準備、なるほどバスローブ…と思いました。
国内の病院だと、パジャマでウロウロ…って、もう殆ど当たり前の光景ですものね。
私も悩みに悩んで個室にして貰ったこと、思い出しました。
でも、私もそうして良かったです。
本当に他の入院されている方々に気兼ねすることなく、夫や親せきの方々に出入りして貰えたので…。
日本の病院ならウォシュレット完備でしょうが、ドイツにはない上にトイレットペーパーが硬いので、裂けて縫った後だと痛くて、一人目出産直後はつらかったのです。そこで二人目の時は子供の水鉄砲を持参して携帯ビデ代わりに使い快適でした。三人目の時も持参したものの帝王切開になり使わず。
あと陣痛に耐える時って手に何かつかみたくなりませんか?私は一人目の陣痛時は夫の手とそこらへんにあった虎のぬいぐるみの尻尾をつかんで切り抜けたので、二人目の時はつかみやすいぬいぐるみを持参しましたが、新しい病院にはちゃんと布が準備してあったので使いませんでした。
出産入院、、、 ついこの間のような気もするのに、実はもう4年半も前の事なんだなあ。。と、つい懐かしくなってしまいました。
末っ子の時は何と、病棟の引越しの時に当たって、生後間もない赤ちゃん達と、その母親達がベッドに横たわったまま引越しを共にするという、珍しい体験をしました。
皆さんもうされている事かもしれませんが、赤ちゃんにプレゼントをあげるときは、もし兄弟がいるならその子達にも(少しですが)何かあげています。お兄ちゃん、お姉ちゃんになっておめでとう!という感じで。
得に生まれたばかりの頃は、皆の関心が大きい兄弟には向きにくくなってしまいますしね。。
出産後のあの網パンツ!! 思い出しました。あれと手術着のコンビネーションはかなり恥ずかしかったです。。
ベッドで起き上がった時、背中がスースーするんですよね。網パンツなので、お尻の方も。。
はい、二人とも無事に生まれてきてくれたのが信じられないような事情が色々あって、本当に有難い事です。
バスローブは嵩張るので、それだけでトランクの半分近くを占めてしまうのですが・・・。
私も今回の個室は、お金を払った甲斐があったなあと思いました。
縫った後にトイレットペーパーしかないって・・・ひどい!!
私の出産した病院は、勿論ウォシュレットなんてありませんが、一人一個ずつ水差しを渡されて、それで洗い流すように指導されました。原始的ですけれど、絶対必要ですよね。
分娩室の天井からは布がぶら下がっていましたし、壁にもバーなどついていましたよ。
うわあ、いいですね!大変だろうけれど憧れます。
無事のご出産をお祈りしています。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
有難うございます!
今回、手術着と網パンツになってから、二つも緊急帝王切開が入って私が後回しになったのですが、待っていた部屋にトイレがなかったので、もしバスローブがなかったらトイレにも行けなかったところでした・・・。
お久しぶりです!心配していたので、一山(もっと?)越えて新天地での生活スタート、ブログ再開のお知らせにほっとしました。
こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします。