ドイツでおせち |
ふと思い立って、ドイツに来てから初めておせちを作りました。
例年は大晦日も半日仕事で、元旦のみが休みなので、とてもそんな余裕はないのですが、
今年は大晦日にお休みを頂けたし、折角日本から頂いた上等の乾物などもあったので。
作り始めたらあれもこれも・・・となり、
結局大晦日の午後いっぱい、台所に篭っていました。
私の持っているレシピは、オレンジページのお正月料理特集号で、
19歳の時に、大学の同級生の下宿に集まっておせちを作るのに買ったものです。
初めて親元を離れて作ったおせち、
「うちのおせち」では食べた事のない品々、
年末のブリの値段に驚いた事、
はんぺんの裏ごしで力尽きた事、
作りながら切れ端をつまみ食いしまくった事、
夜中に皆で初詣に行った事、
こたつで雑魚寝した事・・・
などなど、とても懐かしい思い出です。
少しずつしか作らなかったし、品数も半日で無理せず作れるだけにしたので、
結婚のお祝いに頂いた、この小ぶりのお重箱がぴったりでした。
例によって、料理酒の代わりに白ワイン、みりんの代わりにシェリー酒、
お酢はドイツのりんご酢を使いました。
蒟蒻や乾物は、とっておきの在庫から。
私は甘いのが苦手なので、砂糖はレシピより大幅に減らします。
マルクトに野菜を買いに行って、「ついでにきんとんでも作るか」と、さつま芋を買ったら、
大きなの1本が何と4ユーロ近くもして、腰が抜けそうになりました。
とろりとおいしかったけれど、これが最初で最後のきんとんかしら。
伊達巻きには、はんぺんの代わりに生の海老を入れました。
菊花大根はRote Beteのお汁で紅くするときれいなのですが、買い置きがなくて残念。
いもきんとんには、くちなしの代わりにサフランを入れてみたのですが、
オレンジ色は黄色にはなりませんでした。
夫は初めておせちを食べて、「こんなお料理があるなんて」と大感激。
私は昔から細かい手作業が好きなので、
ねじり梅、手綱こんにゃく、昆布巻きなどを作るのが一番好きです。
おだしの匂いに包まれて手を動かす、ゆったりとした時間を楽しみました。
皆様、本年もどうぞよろしく。
おせち料理には生の葉で飾りをする方も多いと思いますが、
よく知らない植物は決して使わないようにしましょう。
まかり間違っても、竹の代わりに夾竹桃(キョウチクトウ)の葉など使わないこと。
意外に御存じない方が多いのですが、かなり強い毒があります。
あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしく、お願いいたします。
お正月はごろごろしながら、なぜか無性に見たくなり、
くまさんの本館のお料理を拝見していました。
おせちも素敵ですねえ。けちけち盛らない、くまさんプレートも好きだあ♪
ねじり梅とかの細工は、しばらくやらないと腕が落ちませんか?
わたしだけでしょうか。あはは。
ドイツにいながらもこんなに手の込んだ、おせちができるんですね。
私は、ねじり梅、手綱こんにゃく、昆布巻きなどを食べるのがすきです。ハハ
今年も、ブログ、
よろしくお願いします。
楽しみな先生のブログです。
きれいで、美味しそうですね〜
大根をロートベーテの汁でで赤くする、とか、、
いいアイデアいっぱいですね。
よい年になりますね!
我が家も初のお節を作って、お正月気分を楽しんでいます。
明けましておめでとうございます。こちらこそ、本年もよろしくお願い致します。
プレート、小さかったのでこれだけしかのりませんでした。勿論私達がこれで終わる訳もなく、何度もお代わりしましたよー。
ねじり梅はいいのですが、手綱こんにゃくは厚さや切り口の大きさで見栄えが激変しますよね。レシピに書いてあった数字に救われました。
おせちの材料は乾物が多いので、日本を離れても作れるものだなあと今回気付きました。本当は外国ではお肉系の品が作りやすいと思いますが、今回は折角の上等の乾物を使いたかったので、敢えて王道で。
明けましておめでとうございます。
こんなブログですが、楽しみにして下さる方がおられるというのはとても嬉しいです。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
乾物というのは落ち着かないとなかなかお料理できないので、そういう時間を持つ事も大切なのだなあと思いました。
Rote Beteは独特の匂いがあるのと、非常に色が濃いので、控え目に染めるので丁度いいと思います。
苦行にならずに楽しめる程度の品数でやめましたー。ふふ。
食べる人数が少ないというのは、楽なものですね。
昨年はアルザスに行かれていたんですね。
ワタシも大好きなところです。
ドイツとフランスの良いところがでていて。
明けましておめでとうございます。
コメントを見て、遅ればせながら上海狂人さんのアルザス記も拝見しました~。私達も選んだ町が多くて、嬉しくなってしまいました。この辺りの町は、本当にどこも素敵ですよね。
身に余るお言葉を有難うございます。
またゆっくりそちらにもお邪魔致しますね。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます。こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。
Oberwolfachの近辺には、なかなかきれいな町や村もありますし、黒い森の野外博物館も結構近くです。車があれば、あちこちへ小さな遠足を楽しめると思います。
germanmed.exblog.jp/11295250/
こちらの記事で紹介したレストランの黒い森のさくらんぼケーキが絶品です(週末しか作っていないそうです)。