ヨーロッパ在住の日本人医師による無料健康相談 |
欧州日本人医師会というものの総会がスイスのアスコナで開催され、
初めて参加してきました。
朝早くから夜中までみっちり話し合い、とても有意義な週末になりました。

(ホテルの朝。この湖はイタリアにつながっています。
とても美しい街でしたが、物価の高さに仰天。
アイス一玉3フラン強・・・って絶対無理!〔1ユーロ=1.2フランくらい〕
「高くてもいいから食べる!」と言っていた夫も、値段を聞いてあえなく撃沈。
スーパーの一番安いツナサンドが3.2フラン、
レストランのピザが一枚、十数から二十数フラン。どひゃー。)
ヨーロッパで活躍している日本人医師というのは、ぽつぽつといるのですが、
それぞれ一匹狼である事が多く、生息の実態もよくわからず。
実は私も、「いるらしい」という噂を聞いたり、たまーにネット上で出会う位なもので、
この医師会に入るまでは、日本人医師との交流は殆どありませんでした。
病気になった時というのは、矢張り外国語では不安で、
言葉の壁が大きいと、我慢していて手遅れになってしまう事もあれば、
本当の事が伝わらないために、治療方針がずれてしまう事もあります。
特に心の病の場合は、外国語で治療を受ける事が難しい場合も少なくありません。
実際に、「助けて!」という悲痛な叫びは、あちこちにあるのです。
ところが、医師一人では、とても非力です。
何とか助けてあげたいと思っても、自分の体は一つですし、専門分野というものもあります。
法が阻んでくる事もあります。
そのためにも、きちんとしたネットワーク作りは非常に重要です。
また、ヨーロッパ各国の医療状況、日本とヨーロッパの医療状況など、情報交換によってそれぞれの長所短所を知り、改善策を練っていく事も重要です。
私自身、昔、語学留学中に死にそうな目にあった時でも、こういう医師会があって相談できたら、どんなに助かった事でしょう。
医学部在学中にこういうものの存在を知っていて「先輩」方のお話しが聞けていたら、どんなに心強く思った事でしょう。
海外旅行中に医者を呼ぶ破目になって、「日本語でOK」という海外旅行保険の窓口に電話をしたら、敬語も使えないような片言の日本語しかできない現地人スタッフが出た。そしてキャッチフレーズだった「日本語ができる医者」の代わりに、普通の現地の医者が送られて来て、どうしようかと思った事もあります。
そんな、つらく心細い思いをする人が、少しでも減る事を願って。
まだまだ日が浅いので、今はまだ細々とした手探りの活動ですが、
今後、会が大きくなっていけば、もっと色々な事ができるようになると思います。
欧州日本人医師会では、電話による無料健康相談を承っています。
現在のところ、週2回(月・水)、21-22時(中央ヨーロッパ時間;ドイツ時間と同じ)の1時間です。
↓詳しくはこちらへ。
http://www.eu-jp-doctors.org/
皆さん、是非この情報を広めて、困っている人の役に立てて下さい。
(追記:
この無料健康相談は、ヨーロッパ在住の日本人全体を対象に考えているものですので、
その時の担当医に関係なく、どの国から電話を掛けて頂いても構いません。
また、担当医の専門分野外の質問で即答が難しい場合などは、
医師会内で他の医師に連絡をとって、後日お答えするような形になる事もあります。)
また、医師は勿論の事、様々な医療関係者が手を繋ぎ、
ヨーロッパで免許を持つ皆が力を合わせる体勢が必要です。
個々人に名乗りを上げてもらわないと、こちらからはなかなか探し出す事ができません。
医師以外の医療従事者でも準会員になる事ができますので、
興味のある方は是非、欧州日本人医師会にご連絡下さい。

行きは全長約16.9kmのゴッタルド道路トンネルを通りましたが、
帰りはその前から渋滞していたので、脇道へ。
雲の中でよく見えませんでしたが、どうも標高2106mのゴッタルド峠を越えたようです。
こんな石畳の峠道を見たのは初めてで、びっくり。

同じMさんが居るという事で私は小文字のmにしました。アルザス好きの方ですよ。
パリに住んでた事があり、まさに留学中の最後の年でした。
脱水症状になり、上から吐き下からもと言う具合の時、友達のフランス人夫婦に助けてもらいました。既に3年住んでたとは言え病院は初めてだし、専門用語はしらないし、吐くと下痢しか伝えらえませんでした。友達が経緯を見てたおかげで、補足してくれたので助かりました。
これが1人でなら、SOSメディサンと言う家にお医者さんを呼ぶというかたちをとるしかありません。説明はフランス語で。
これもかかった事がありますが、話せる様になってからでした。
欧州日本人医師会って言うのは心強いですね。
スイスは何処も好きです。キレイな街並ですよね。
アスコナは、行った事がありませんが、ホテルからの眺めいいですね。私も石畳の峠道を見たのは初めて!素晴らしいですね。
私の住むスペインでもマドリードにいらっしゃるようで心強いです。
明日にでも私のブログでこちらのリンクを紹介させてください!
先日私もブログで「外国で老人ホームに入ること」というテーマで
記事を書いたのですが、病気の時や心身ともに弱っている時、母国語でのサポートがあるとどれだけ救われるでしょう。
貴重な情報ありがとうございました!!
小文字で了解です♪
とっても素敵なホテルだったのですが、この景色を楽しむ余裕が殆どなくて、ちょっと残念でした。欧州日本人医師会、頑張りますのでどうぞよろしく!
ゴッタルド峠では、写真は撮れなかったのですが石畳の凄いヘアピンカーブが続いていて、まるで映画のセットか何かのような不思議な光景でした。石畳は凍るととても滑るのですが、大丈夫なのでしょうかね。
先日の記事、拝読していました(元リンクは医師会にもまわしました)が、総会の前で私自身まだこの医師会の実態をよくわかっていなかったので、コメントを控えていました。
欧州日本人医師会は、まだまだ「これから」の組織ですが、頑張っていきますので、宣伝の程どうぞよろしくお願いします。

言葉を習得した後で友達も居た頃だったけど、やっぱり、欧州日本人医師会の存在は心強いし、こんなのあったら良かったなぁ。
ドイツに住む友達に知らせておきました。喜んでます。
これからパリの友達にも知らせようと思います。
くまさん達、欧州日本人医師会を遠い日本から応援しています。
頑張って下さい!
情報を広めて下さって、有難うございます。
折角、担当医は自分の貴重な余暇を使って無償で電話番をしているのに、知る人が少なくて利用されなければ、本当に勿体ない事ですから。
この医師会が発展して、私やmさんのような思いをする人が減るよう、皆で頑張ります。
ベルリンにも黒い森の白い熊さんのようなお医者様がいれば心強いのになぁと思いました。早速友人に話してみます!
はい、是非どんどん広めて、困っている人の役に立てて下さい。
mayuさんのブログにもまたお邪魔致しますね。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

もしかしたら、このブログの前身である、ホームページの日記を読んで頂いていたのかも知れません。お気になさらず!
医師会なんて、頼らなくても済めばそれに越した事はないのですが、やっぱり「いざという時には・・・」と知っているだけでも安心ですよね。

無沙汰しております。家事育児に加え、病院の医師という職業も抱え、八面六臂のご活躍。ただでさえ忙しいのに、欧州在留邦人のため、医師会のネットワークに加入し広報告知まで担当されるなど、お疲れ様です。
現地の日本人には頼母しい存在でしょうが、傍観者には「親切心に端を発し、過労気味では?」と映ります。
お体に気を付けてください。お元気で。
仕事に復帰した今は、自分の担当している患者さんの命を預かっている訳ですので、他の事でそれを危うくするような無理はしていません。医師会の活動については、「それぞれが、自分の出来る範囲で」というのを基本にしているように思っています。
ご心配有難うございます!

残念ながら、そちらの事は私にはわかりません。キーワードを入れて、ネット検索してみたらどうでしょうか。
歯は再生しないだけに、体の治療よりも重大な部分がありますよね。よい歯医者さんに巡り会われますように。

お力になれなくて、すみません。そちらにも、日本人医療者のネットワークか相談所が見つかるといいですね。
鍵コメさんも、どうぞお体に気を付けて。