2011年 08月 20日
熱湯消毒のすすめ |

ドイツにしては蒸し暑い日が続きました。
私は生ものには結構神経質な方なのですが、
でも化学薬品は極力使いたくない。
ですから、熱湯消毒をよくしています。
大半の黴やバクテリアは、ぐらぐらの熱湯でなくとも、60℃以上のお湯で死にます。
生肉などを使った調理器具は、すぐに熱湯消毒してから洗います。
順序を逆にすると、スポンジなどに広がってしまうので、まず熱湯。
(但し、生魚に使ったまな板に熱湯を掛けると、臭いがしっかり染み込んでしまいます。
魚屋さんがザーザー流水で・・・という姿には、ちゃんと理由があるのでしょうね。)
熱湯の掛け流しではなく、栓をしてお湯をためて1、2分は浸けます。
付着していたものが煮えていたら、私はそれでよしとします。
パスタの茹で汁などは、そのまま捨てずに、
まな板の上に掛けて、まな板をついでに熱湯消毒する事にしています。
「わざわざお湯を沸かして・・・」というのだと、つい頻度が下がってしまいがちですが、
これならかなり頻繁に消毒する事になります。
電動歯ブラシのヘッドは、かなり複雑な形をしていて、中まできちんと洗えません。
私は何本もの違う形のヘッドを併用していますし、強く当てないようにしているので、それぞれの寿命はかなり長い。しかも、ヘッドは結構高いので、そう毎月交換するのも勿体ない。
ただ、口の中に直接入れるものですから、矢張り雑菌や黴の事が気になります。
という訳で、60℃を超える温度のお湯で定期的に消毒し、その後超音波洗浄器に入れて洗っています。
(ぐらぐらの熱湯だと、材質が傷んでしまうのではないかという懸念があるので、それより少し低目の温度で。それでも傷むかも知れませんが、ヘッドの寿命が少し短くなる位は仕方がないかと思っています。)
口に入れるものではありませんが、シャワーカーテンは、どうしても湯垢や黴がついてしまう。
ですから、60℃で洗濯できる物を選んで買います。
40℃まで可、というものが多いのですが、探すとあります。
洗濯機の中(ドラムの外側の隙間)にも、黴が繁殖するので、
時々60℃の洗濯をすると、それで消毒になります。
黴よけには、お酢(普通の食用酢、或いはエッセンス)も大活躍。
ドイツの水道水はカルキ(石灰分)が多い事もあり、お酢を入れたスプレーは、水周りの掃除には欠かせません。
拭き掃除をする時には、雑巾にお酢を垂らしてすると、すっきりしますし、その後も黴がきにくい。
コーヒーメーカーの貯水タンクは、お酢と熱湯を通して洗います。
カルキ取りにもなって、一石二鳥。
余談ですが、換気扇などのべたべたは、洗剤ではなかなか落ちませんが、重曹とアクリルたわしで難なくすっきり落ちます。
また、お鍋の内側に白いカルキが付着してしまった場合は、熱湯+重曹+酢で暫く浸けておくと、その後軽くこするだけで、するりときれいに取れます。
(しつこいカルキの場合は、更にそれをちょっと加熱するとよく取れます。)

写真は本文とは全く関係なく、ニュルンベルクで食べたおいしいもの。
直径十数センチの揚げパンに、シナモンシュガーが掛かっています。

素朴な味で、しっとりとした生地がとてもおいしい。
by germanmed
| 2011-08-20 00:00
| 暮らしの知恵
|
Comments(13)
なるほど~勉強になりました。
確かに“消毒→洗浄”の順番でしないとスポンジやシンクなどそこらじゅうが汚れますもんね。
パスタのゆで汁は目から鱗でした。
私は今おっぱいとミルクの混合で子供を育てていますが、哺乳瓶を熱湯消毒する時、1~2分ほどゆでますが、これで大丈夫ですか?
電子レンジ消毒専用の袋に入れて3分回すのも使っていますが、あまり煮すぎてもプラスチックが変形するかもなぁと思い、躊躇しています。
ガスレンジのべたべたが取れなくて困っていたところなので、くまさんのやり方で掃除してみます。ありがとうございました!
シナモンシュガーがかかったお菓子、大好きです。美味しそう~。
確かに“消毒→洗浄”の順番でしないとスポンジやシンクなどそこらじゅうが汚れますもんね。
パスタのゆで汁は目から鱗でした。
私は今おっぱいとミルクの混合で子供を育てていますが、哺乳瓶を熱湯消毒する時、1~2分ほどゆでますが、これで大丈夫ですか?
電子レンジ消毒専用の袋に入れて3分回すのも使っていますが、あまり煮すぎてもプラスチックが変形するかもなぁと思い、躊躇しています。
ガスレンジのべたべたが取れなくて困っていたところなので、くまさんのやり方で掃除してみます。ありがとうございました!
シナモンシュガーがかかったお菓子、大好きです。美味しそう~。
★メガネざるさん、こんにちは。
お体の方は回復してきましたか?
ドイツでは最近「哺乳瓶は熱湯消毒しない」という方針になっていますが、やっぱり生まれたての頃は心配ですよね(お義母さんのミンチ事件もありましたしね・・・うふふ)。
プラスチックの哺乳瓶ですと、加熱し過ぎて有害なものが溶け出してくるといけないので、そのメーカーが薦めている温度・時間を守って消毒するのがいいと思います。
私は破れたアクリルたわしを捨てずに取っておいて、何枚か集めて掃除に使っています。
お体の方は回復してきましたか?
ドイツでは最近「哺乳瓶は熱湯消毒しない」という方針になっていますが、やっぱり生まれたての頃は心配ですよね(お義母さんのミンチ事件もありましたしね・・・うふふ)。
プラスチックの哺乳瓶ですと、加熱し過ぎて有害なものが溶け出してくるといけないので、そのメーカーが薦めている温度・時間を守って消毒するのがいいと思います。
私は破れたアクリルたわしを捨てずに取っておいて、何枚か集めて掃除に使っています。
無事に赤ちゃんが産まれたみたいで、本当におめでとうございます。
確かに、熱湯消毒は大切ですよね。私は包丁なんかをお湯で消毒しています。あと、我が家は野菜用と肉及び鮮魚用と2枚の色違いのまな板を使っています。
そうそう、お酢とか重曹ってお掃除をするときにとても便利ですよね。特に酢は消毒も出来るみたいだし、トイレやバスルームのタイルとかも酢水で洗ったタオルでふいています。
ただ、私ブリーチはよく使うのですが、ブリーチは避けた方が良いのでしょうか?流しや洗面の滑りもとれるし、台拭きなどは漂白もできるので便利なのですが。ご近所の肉やさんもまな板などはブリーチで消毒するっていっていたので、安全なんだろうと思うのですが、どうなんでしょうか?
確かに、熱湯消毒は大切ですよね。私は包丁なんかをお湯で消毒しています。あと、我が家は野菜用と肉及び鮮魚用と2枚の色違いのまな板を使っています。
そうそう、お酢とか重曹ってお掃除をするときにとても便利ですよね。特に酢は消毒も出来るみたいだし、トイレやバスルームのタイルとかも酢水で洗ったタオルでふいています。
ただ、私ブリーチはよく使うのですが、ブリーチは避けた方が良いのでしょうか?流しや洗面の滑りもとれるし、台拭きなどは漂白もできるので便利なのですが。ご近所の肉やさんもまな板などはブリーチで消毒するっていっていたので、安全なんだろうと思うのですが、どうなんでしょうか?
私はイタリアよりドイツが好きな変わり者?なので、食べ物がおいしくないのにと言われて返事に窮しておりましたが、お菓子やジャガイモ料理は結構旨そうですね。住んだこともないのになんだか懐かしく、久しぶりに拝見しました。
こんにちわ!ご無沙汰しております。こちら関西地方はものすごい台風で大変でしたが、やっと晴れ間が見えるようになりました。
熱湯消毒・・・
やっぱり溜めたお湯でないとダメなんですね!
なるほど・・
何でも面倒に思うジェリリンは基本的にまな板も包丁も分けずに使っていて、ちょっと反省。
子供を持つ親としては失格!
ブリーチはよく使用するのですが、あれは漂泊ですものね?
あれ?違ったかな?
「娘が風邪をひきやすい!」とか「またゼイゼイ言いだした」とかの前にそういう管理が大切ですね。
改めて反省&勉強になりました。
熱湯消毒・・・
やっぱり溜めたお湯でないとダメなんですね!
なるほど・・
何でも面倒に思うジェリリンは基本的にまな板も包丁も分けずに使っていて、ちょっと反省。
子供を持つ親としては失格!
ブリーチはよく使用するのですが、あれは漂泊ですものね?
あれ?違ったかな?
「娘が風邪をひきやすい!」とか「またゼイゼイ言いだした」とかの前にそういう管理が大切ですね。
改めて反省&勉強になりました。
★kobutaさん、こんにちは。
ブリーチとは塩素系漂白剤の事だと思いますが、「安全かどうか」というのは何を基準にするかによって違うと思います。私は「飲食できないものはなるべく台所で使いたくない」という基準ですので熱湯消毒にしていますし、家庭の台所ですからその程度で済んでいますが、それは個々の状況や考えによって違う事でしょうね。
ブリーチとは塩素系漂白剤の事だと思いますが、「安全かどうか」というのは何を基準にするかによって違うと思います。私は「飲食できないものはなるべく台所で使いたくない」という基準ですので熱湯消毒にしていますし、家庭の台所ですからその程度で済んでいますが、それは個々の状況や考えによって違う事でしょうね。
★arz2beeさん、こんにちは。
私もドイツの方が好きなので、変わり者ですね。
ドイツは繊細なグルメの国ではありませんが、おいしいものは色々とあります(と私は思います)。
私もドイツの方が好きなので、変わり者ですね。
ドイツは繊細なグルメの国ではありませんが、おいしいものは色々とあります(と私は思います)。
★ジェリリンさん、こんにちは。
私も包丁は分けていませんし、まな板は臭いの問題で分けているだけですから、同じですよ~。
大きなまな板でお湯を溜められない場合は、掛け湯でも。その場合は多目のお湯をゆっくり掛けて、まな板が熱湯を浴びている時間を長くするといいと思います。
私は台所では使っていませんが、塩素系漂白剤でも殺菌できますよ。
私も包丁は分けていませんし、まな板は臭いの問題で分けているだけですから、同じですよ~。
大きなまな板でお湯を溜められない場合は、掛け湯でも。その場合は多目のお湯をゆっくり掛けて、まな板が熱湯を浴びている時間を長くするといいと思います。
私は台所では使っていませんが、塩素系漂白剤でも殺菌できますよ。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
こんにちは、くまさん!
変わらずためになる情報をありがとうございます。
おいら、食後のお茶のためにわかすお湯が飲むより多いので(ポットの都合で)、それをまな板にかけていました。でもこれで消毒できてるのかな~って思ってたけど、なるほどもうちょっと多めにわかして、ゆっくりかければいいのか~勉強になるわ。
包丁もお湯につければいいんだ。なるほど~ 洗剤はすべてエコのを使ってるけど、それでも手荒れするし、使わずに済むにこしたことない。ドイツの水筒は圧のコントロールはうまいんだけど、どうしても洗えない場所があるから使ってません。日本のはどこまでも分解できるから、これだけは日本製。洗うのは毎日だけど、熱湯消毒はさぼってました。また始めます。ありがとう!
変わらずためになる情報をありがとうございます。
おいら、食後のお茶のためにわかすお湯が飲むより多いので(ポットの都合で)、それをまな板にかけていました。でもこれで消毒できてるのかな~って思ってたけど、なるほどもうちょっと多めにわかして、ゆっくりかければいいのか~勉強になるわ。
包丁もお湯につければいいんだ。なるほど~ 洗剤はすべてエコのを使ってるけど、それでも手荒れするし、使わずに済むにこしたことない。ドイツの水筒は圧のコントロールはうまいんだけど、どうしても洗えない場所があるから使ってません。日本のはどこまでも分解できるから、これだけは日本製。洗うのは毎日だけど、熱湯消毒はさぼってました。また始めます。ありがとう!
★あいざぁさん、こんにちは。
お湯の量が少ないと、まな板の上を流れて広がる間に冷めてしまうので、お湯の「滝」から遠い場所が怪しくなってしまいます。でも、それでもその「滝」の近辺は消毒されるので、全く無意味という訳ではない筈ですよー。
お湯の量が少ないと、まな板の上を流れて広がる間に冷めてしまうので、お湯の「滝」から遠い場所が怪しくなってしまいます。でも、それでもその「滝」の近辺は消毒されるので、全く無意味という訳ではない筈ですよー。
肉や魚を扱った直後のまな板に熱湯をかけるとタンパク質が凝固して落ちにくくなるので、洗剤で洗った後に熱湯消毒するのが正しいそうですよ。
★ぽこたさん、こんにちは。
確かに凝固するのですが、たわしでしっかりこすれば落ちますので、特に問題に感じていません。私はたわしなどに生肉の液が付着する方が嫌なので、その順序にしています。正しい、正しくないではなく、自分がどちらを選ぶかではないでしょうか。
確かに凝固するのですが、たわしでしっかりこすれば落ちますので、特に問題に感じていません。私はたわしなどに生肉の液が付着する方が嫌なので、その順序にしています。正しい、正しくないではなく、自分がどちらを選ぶかではないでしょうか。


