2011年 03月 16日
悲しかった事、嬉しかった事、そして大事な呼びかけ |
ここに来てくれている人達にはそんなエゴイストはいないだろうし、
心あたたまるニュースや話しも入ってくるのですが・・・
まずは、ただの愚痴です。
* * * * *
今頃になって原発反対を叫んでいる人は、今迄何をしていたのか。
煌々と灯りをつけた24時間営業。光と音の洪水。
夏には寒くて上着が要るほどの強い冷房。
そんな「恩恵」を享受した社会を、ずっと許容してきたのではないか。
原発も嫌、ダム作りも反対、石油を使うのもダメ、でも節電で不便なのも嫌。
普段から節電を心掛けているという人でも、
それは原発無しで済むように節電していたのか、
自分が受け取る電気代の請求書の額面のためにしていたのか。
原発が大好きな人なんて、まずいない。
でも、原発がそこにある事で生計を立てている人達もいる。
(お偉いさん達の事ではなく、普通に働いている人達の事です。)
遠くの都会で怯えているのとは桁違いの量の放射線を浴びながらも、そこに留まり作業を続けている人達もいる。
そして、今そこにあって、実際に問題を起こしている原発は、
今、どんなに反対を叫んだって、消えてなくならない。
原発近くの避難所にいる人達は、そこから逃げ出せない。
今更「原発が如何に恐ろしいか」を語り、憤り、
外から原発反対を叫んでもらったところで、何の助けになろうか。
私も原発には反対だけれど、
「今」はそれを叫ぶ時ではないと思うし、
原発をなくしたら路頭に迷う人達の面倒も見てあげられないし、
今迄の自分を省みると、私には反対を叫ぶ権利などないと思う。
* * * * *
首都圏で水・食料・ガソリンなどの極端な買いだめが起こってきて、
被災地でないのに「必要なものが買えない」という状態になっているだけでなく、
被災地に物資が回らなくなる可能性まで出てきているという。
乳飲み子を抱きながら行列に並び、それでもオムツが買えなかった人もいるという。
トイレットペーパーや生理用品も品薄だという。
昆布を買い占められて品切れになっているという話しも聞いた。
被災地での話しではありません。
女性ならきっと誰でも、手持ちの生理用品が切れそうな時の、あの心細さを知っている筈。
お腹の調子が悪い時に手持ちの紙が乏しくなる、その恐怖もきっと皆が経験している。
赤ちゃんは、オムツを節約なんてできない。
本当に足りないのなら仕方がないけれど、買い占めておいて「布を使えばいいんだ」「昔は・・・」なんて言うのはやめて欲しい。
パンなんて、そんなに日持ちするものではない。
食べ切れない程買い込んで、カビが生えて捨てている人もいるのではないか。
レジの行列ひとつでも、病気の人やお年寄りは、どんなにつらかろう。
被災地での日本人の助け合いの精神や礼儀正しさが、今世界中で賞賛されているけれど、
被災地以外にはこんなエゴイスト達もいると、世界に知れたら。
・・・と懸念していたら、もう早速、
「日本人のハムスター買い」と、報道されてしまっていた。
* * * * *
何だか、とても悲しくなってしまいました。
今迄私なりに頑張って集め、ふるいにかけて整理し、発信してきた情報は、
皆さんにはお判りだと思いますが、主に「被災地以外」の人達へのものです。
不安に駆られてパニックを起こすのは、
それだけの余裕があるのは、
被災地以外の人達です。
そして、それが全国の大混乱を招き、被災地への援助をも脅かしかねない。
だから、
少しでも不安を和らげ、間違った情報に踊らされぬように、
まだこれから来るかもしれない災害に備えられるように、
それぞれが「自分にできる事」を考えられるように。
被災地以外の人達の一番の関心は、恐らく「健康」。
それが私の専門分野なのだから。
危険がそこにある限り、
「全て大丈夫だよ」と言う訳にはいかないけれど、
知ってさえいたら回避できたり、慌てず冷静に対応できる事だって、沢山ある。
本当はこんなに続ける予定は全くなかったのですが、
次々と「困った事」が出てきて、それを見過ごしにもできず、
私にしては珍しく、根を詰めて昼夜コンピューターにかじりついていました。
でも、何だか力尽きてしまった感じで、
先の放射線に関する記事(←追記しました)も、書いたものの、
もし、あの速報の事がなければ、もう出さないでおこうかという気にまでなっていました。
* * * * *
でも、皆さんからの「ありがとう」を読んで、本当に救われました。
それぞれには短いお返事しか書けませんでしたが、
その一言が、本当に嬉しかったです。
こちらこそ、有難うございました。
明日(日本時間では今日)は私は、午前も午後も医者の予約が入っており、
ニュースも追えませんが、
もうこれ以上、何も起こりませんように・・・
これ以上、このカテゴリが必要となりませんように・・・
* * * * *
最後になりましたが、一番大事な事を。
先日御紹介した「焚き火小屋の備忘録」から、この記事を是非読んで下さい。
■「災害対策用ロケットストーブ。 ポータビリティと汎用性の高いストーブを作る」
「部材費・消耗品費が一万円ぐらい。また作業時間は、一日をフルに動いて五日ほど」というこの素晴らしいストーブを、被災地に届けるために作れるという方、いらっしゃいませんか。
作り方の説明は、これから始まります。
by germanmed
| 2011-03-16 03:47
| 東日本大震災


