少女時代の私の王子様

日本はオリンピックの興奮に包まれていたようですが、
ドイツは静かなものでした。
ドイツは獲得メダル数が２位だったというのに、職場での話題にもならず、シーン。
せいぜいお店が便乗してお祭り気分を盛り上げているだけで、
W杯サッカーの時のような熱気は全くありませんでした。

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私はフィギュアスケートを観るのが大好きでした。
まだ王子様を夢見る頃で、正に虜になったのが、
アレクサンドル・ファジェーエフというソビエトの選手でした。
男子シングルでは、後にも先にも、この人だけ。
（「ファデーエフ」「ファディーエフ」などという表記もありますが、
「ファジェーエフが正しい発音に一番近い」と聞きました。
理屈は兎も角、私の記憶は「ファジェーエフ」だったので、そちらで。）

ペカペカ光るスパンコールを散りばめた、
胸が三角に大きくあいた、ぴとぴとサテンのつなぎの衣装を着て、
飛んだり跳ねたりするだけが能だった時代の男子シングルに、
正に王子様の登場でした。

この人が、ふわりとしたシャツや民族衣装を着て、袖をたなびかせ、
軽やかなステップをリンクの端から端まで踏むのは、
他の誰にも真似のできない素晴らしさで、
もう惚れ惚れとする程、夢のように美しかった。

気品があって、しかもガラスのような繊細なハートの持ち主らしく、
本番に弱い・・・！（どっかーん）
ジャンプで転びさえしなければ、優勝確実なのに・・・
大体は、派手なジャンプを決める図太い神経の選手達にしてやられるのでした。
（かなーり私情が入っています。ほほほ。）


探してみたら、何と動画がありました♪
いい時代になったものですねー。
（画質は悪いのですが、カメラがとっても上手い！
解説も喋る／黙るべきタイミングを心得ているのがよい。）

少女の心に戻って、うっとり。
王子様のその後は、知りたくありません。






おまけ1：王子様の典型的なパターン・・・

同じプログラムでヨーロッパ選手権では優勝しているのに、
オリンピックはちょっとプレッシャーが大き過ぎたのね・・・。
大体最初で転んでしまうのです。
そして、その失敗を喜んでいる奴が・・・許せーん！



解説が最後にいい事を言っているので、おまけ2。

そうでしょうとも、そうでしょうとも♪