リズムと私 |
もう二度とドラムは叩かないと決めたけれど、
どうしてもリズムから離れられなかった私が出会ったのが、アフリカの太鼓でした。
(しかも、出会ったのはバリ島でした・・・。)
そして、まだ全くの初心者だった頃に、
どんなに凄い人かも知らずに、この人のコンサートに行って、魂を奪われたのでした。
その聴衆の中に、未来のバンドのメンバーが揃っていたなどとは、つゆ知らず。
何年か経って、バンドに誘われた。
私以外は全員、生徒を持った事のある人達。
皆のレベルに追いつかなくてはならない。曲を覚えなければならない。
でも、勉強に精一杯で、練習のためにとれる自由時間なんて、なかった。
通学路を歩きながら、歩調に合わせて練習をした。例えば、
右・・左・・右・・左・・と歩きながら、
・♪♪・♪♪・♪♪・♪♪と右手(ベル)、
・・♪・♪♪・・♪・♪♪と左手(太鼓)で腿を叩く。
どんどん速く、もっともっと速く。
(普通は左右逆です。是非皆さんもやってみてね)
最初どうしても出来なくて、上げた足がなかなか下ろせないのろのろ歩きだったのに、
いつしか、このリズムが必要な時には私が指名されるようになった。
(ここで向かって一番右の人が叩いているリズムです。)
毎月のようにコンサートが入るようになって、
それは本当に楽しかったけれど、何年か後にやっぱり終わりが訪れた。
楽しかった時を、有難う。
追記:
バンドのメンバーが描いてくれた私
私はコンサートでは、浴衣地をはじめアジアの服を着て、
足元は草履、というのが定番でした。
こちらの人の目に、それはこういう風に映っているのですね。
私も日本に居た頃、ベリーダンスを長くやっていました。音楽は魂を揺さぶるものがあるんですよね。。。こちらに来ても教室に顔を出してみましたが、馴染めませんでした。
絵、いい雰囲気ですね~新聞の記事とそっくりです。
この絵、笑いを誘われません?デフォルメの仕方がちぐはぐで、私は文明開化の頃の絵を思い出してしまいました。
アリスさんも、元気出して下さいね!
それでアート・ブレーキーが好きなのか、アート・ブレーキーが好きだからそうなのか・・・。
(でも、私の技術はジャズには遥かに及ばず。当時は70年代R&Bなどをやっていました。)
止めた理由はもしかしたら、september30さんがピアノに触れなくなられたのと共通点があるのかも知れません。