2009年 08月 22日
Nuernberg 2 ナチスの遺物 |
ニュルンベルクのツェッペリン演壇(1934-1937)。

ペルガモン神殿を思わせる建築。両側のお皿状の部分には大きな篝火も灯す事ができた。
中央に聳え立つのは、ナチスの鍵十字(1945年に米軍によって発破)。
柱と柱の間には、鍵十字の旗が一枚ずつ、びっしりと掛けられた。
建物の老朽化から1967年に両側が取り壊されて、現存するのは黄線内の部分。

正面観客席は、実に長さ300メートルにも及ぶ。

矢印はヒトラーの演説台。

広場には10万人、観客席には6万人を収容する事ができた。
こんなものが今でも実際に建っていて、そこを自由に歩けるとは。

一番上段の中央部分からの眺め。
(クリックすると拡大されます。パノラマ合成で歪んで丸く見えていますが、実際には四角い広場です。)
草原とその奥の木々との間に点々と見える白い石が、広場の外壁。
手前中央に映っているところが、ヒトラーの演説台。
私もこの演説台に立って、
この広大な広場を埋め尽くして熱狂する聴衆の姿を想像してみたら、
ふっと気が遠くなりそうな思いがした。
夏草や兵どもが夢の跡
by germanmed
| 2009-08-22 01:00
| ドイツ国内の旅
|
Comments(6)
もし実際に行って、ここを歩き、演説台に立ったならば
色々な想いで無口になってしまうかもしれません。
色々な想いで無口になってしまうかもしれません。
偶然ですが今夜グレアム・グレーンの「The Tenth Man」を見ていました。ナチ占領下のパリから連れ去られたアンソニー・ホプキンス主演のこの物語に深く考えさせられていたところでした。ドイツに住んでいるといたるところにその遺産が残っている事でしょうね。

くまさん、こんにちは。
重い歴史ですが、それを壊さずに後世に伝えていくのは、
大切ですね。以前原爆ドームを取り壊すという話もあった
そうですが、残されることになってよかったと思います。
ところで三枚目の写真にベニさんの後姿が写って
いるのではありませんか?「ベニさんをさがせ」だと
見つけて喜んでしまいました。
そちらは涼しくなってきたようですね。
お身体お大切に。
重い歴史ですが、それを壊さずに後世に伝えていくのは、
大切ですね。以前原爆ドームを取り壊すという話もあった
そうですが、残されることになってよかったと思います。
ところで三枚目の写真にベニさんの後姿が写って
いるのではありませんか?「ベニさんをさがせ」だと
見つけて喜んでしまいました。
そちらは涼しくなってきたようですね。
お身体お大切に。
★hymylapsiさん、こんにちは。
ほんの数十年前に、ここを歩いていた人達の事を思うと、
本当に、何だか夢うつつの感覚でした。
ほんの数十年前に、ここを歩いていた人達の事を思うと、
本当に、何だか夢うつつの感覚でした。
★september30さん、こんにちは。
世界中で「被害者」側として戦争で破壊された跡を保存してあるのは多いけれど、
こういう、いわば不名誉な負の栄光の遺物をのこしてあるというのは、結構珍しい気がします。
でも確かに、高速道路を走っていて「あ、これはヒトラー道路だね」と普通に言う位、色々と残っています。
世界中で「被害者」側として戦争で破壊された跡を保存してあるのは多いけれど、
こういう、いわば不名誉な負の栄光の遺物をのこしてあるというのは、結構珍しい気がします。
でも確かに、高速道路を走っていて「あ、これはヒトラー道路だね」と普通に言う位、色々と残っています。
★くるりさん、こんにちは。
ご名答~(って、バレバレ?)。
昨日の朝の出勤時の気温は5度でした・・・。
くるりさんには、残暑お見舞い申し上げます、かしら。
ご名答~(って、バレバレ?)。
昨日の朝の出勤時の気温は5度でした・・・。
くるりさんには、残暑お見舞い申し上げます、かしら。