ドイツの歯医者さん |
私がここで出会った歯医者さんは、
それ迄「歯科技術は日本の方が上!」と思っていた私の意識を覆した。
日本で子供の頃から、腕のいい歯医者さんにかかっていて、
その後、日本でもドイツでも、どこの歯医者さんに行っても、
口を開けてみせると「凄いねー」と一様に感心されたものなのに、
彼女だけは、全く感心してくれなかった。
その時は、「初めて褒めてもらえなかった・・・」と不満に感じたけれど、
後になって思えば、その程度で感心するような腕ではなかったのだ。
(隣室の助手まで呼び寄せて、私の口の中を見せて感心した歯医者さんもいたけれど、
彼にしてもらった詰め物は、
その数箇月後に出会った彼女に、即、駄目出しされたのであった。)
フロスも使って丁寧に磨いているのに、ちょこちょこ虫歯が出来てしまう。
それが不満だったのですが、
彼女に出会って、磨き方を直されて、ぴたりと虫歯が出来なくなりました。
彼女に処理してもらった歯は、本当に完璧。
古い詰め物の下に虫歯が広がっていた・・・
などという事は、彼女の場合は、あり得ない。
口を開けているのがしんどくなって、
「もう、完璧じゃなくても、その位で結構です」と言いたくなってしまう位、念入りにしてくれる。
残念ながら私には、子供の頃からの古い詰め物が沢山あります。
夫は頑張って、既に全部、彼女にやり直してもらってしまったのだけれど、
根性なしの私は、まだ半分位。それを、ぼちぼちと。
しかも私は、親知らずも抜かずに済んだので、普通より歯が4本多いのです。
今回は、折角彼女にやり直してもらった歯を噛み割ってしまったので、本当にがっかり。
日本では、型(インレー)をとるけれど、
ドイツの白い詰め物(コンポジット)は、口の中で少しずつ成形する。
つまり、口を開けている時間が長い。
局部麻酔は効いていても、顎の筋肉などがパンパンに張って痛くなって、
脂汗ダラダラで、涙が滲んできたり、最後には頭痛までしてくる。
だから、私はいつも、歯医者に行く前にParacetamolを1錠飲んでおきます。
(注:AspirinやIbuprofenは出血が止まりにくくなるので、やめましょう。)
さて、当直明けに歯の治療に行ったのは、これが初めてでした。
「歯医者なんてさー、口開けて寝ていたらいいんだよ」と夫は言うけれど、
あーんなに苦しいのに、眠れる訳がないでしょ。
・・・と思っていた。のに。
朝帰宅して、しんどいまま、ふらふらしながら出掛けて行って、
口を開けてギーギーウィンウィンやられているうちに更にしんどくなって、
意識が朦朧としてきて、飛んで、はっと気付いたらもう終盤になっていた。
うむむ。これはよいかも。
「歯医者には、万全の体調で」ではなく、
「へろへろに疲れ果てて意識が飛ぶ寸前に」がよいのかも知れない。
コンポジットレジンは色が変わりやすいですが、きっと日本とは
違うものでしょうね。
やはり、きちんと磨くのがいちばん大切ですよね。
局部麻酔、効かないんですよ。私には。
歯医者は友人なので、わかってくれていて必要以上に注射をうつのだけれど、治療中はきかずに帰る頃になってだんだん感覚がなくなっていくの・・・。
ひどい目にあったのは骨髄液検査のとき。局部麻酔が効いていない中で3回も刺されました。うら若い研修医でね、なかなか思うように取れなかったようです。あまりの痛みに涙と汗が止まらなかったっけ。私もかわいそうだったけれど、医者もかわいそうだった。困った体質です。
保険の範囲内の治療では、日本のインレーの方がいいなー、と思っていたのですけれどね。
息子さんの矯正、少しは辛いのおさまったのでしょうか。どうぞお大事に。
そうですね。矢張り凄い顔をして大口を開くのには、個室がいいですよね。
日本では「白い詰め物は変色するし弱い」と聞いていたけれど、
こちらでは変色しませんし、「本当の歯よりも強い」と言いますので、
恐らく違う物なのだと思います。
局部麻酔が効かないとは、不思議な体質ですね。局部麻酔薬にも、色々な種類がありますけれど・・・。
後から効くのなら、血行が悪いだけかも知れませんね。それなら、うんと早目に注射してもらって、待合室で待ってから治療してもらったら如何でしょうか。
私はフィンランドに住んでいるのですが、歯の治療&設備は日本のほうが上だと思います!こちらに移住する前は「キシリトールの国」だから上手にちがいない~なんて思っていたのに・・・ドイツうらやましいです!
来月末にデュッセルドルフへ行くのですが、デュッセルドルフで鍼灸をしている所があれば教えていただけないでしょうか?
お忙しい所申し訳ございません!
鍼灸をするお医者さんなら、デュッセルドルフでなくとも、沢山いると思いますよ。それともご質問は、「日本人で」という事でしょうか。
個人的には知りませんが、デュッセルネットなどをご覧になってみたら如何でしょうか。
親知らずを抜くだけでしたら、口コミで評判のいい歯医者さんに行けば充分だと思います。
どうぞお大事に!
歯医者というのは、かなり通わないといけないし緊急の事もありますので、ボンですと流石に遠過ぎだと思います(「それでも」という事でしたら、お教えするのは構いませんが、この距離では余りお薦めしません)。
健康保険の窓口には、近隣の医者・歯医者のリストが置いてあると思います。何かと重宝しますので、貰いに行かれるといいと思います。
あとは、近所の人などに評判のよい所を訊いてみたり、近くに大学歯科があれば最初からそちらに行くというのも手だと思います(大学歯科は個人の歯科より技術や知識のムラが少ないので。他の歯医者が既に治療を始めた歯でない限り、Ueberweisung無しで行ける筈です)。
予約を入れる際に、もし痛みがあるのなら必ずその旨を言う事(そうすると急患扱いになります)と、英語でもいいか聞いてみる。今すぐ治療が必要でない場合には、まずは定期検査の予約を入れて、一度受けてみて歯科医との相性をみるのもいいでしょう。
異国の地で医者・歯医者に行くというのは、不安なものですよね。
少しでもお役に立てれば幸いです。
基本的に都会の方がいい歯医者さんが集まるので、わざわざこちらにいらっしゃるのは無駄だと思いますよ。大学病院歯科なども普通に受診できますので、セカンドオピニオンはそういうところはどうでしょうか。
(あと実は、この歯医者さんにも欠点がある事がその後判り、私も今は別の歯医者さんに通っているんです・・・処置は本当に丁寧で素晴らしかったのですが。)
なるほど、大学病院歯科。いくつか気になる歯医者さんに伺って、自分に合うところを見つけたいと思います。ありがとうございました。
(そうなんですね、処置はすばらしいようなのに、残念ですね。完璧だ!というところを見つけるのは、簡単に判断もできないし、なかなか難しいですね。)
大学病院歯科というのは、今の時代のスタンダードの治療をするので、当たり外れが少なくていいと思います。
歯医者さんの腕の良し悪しがわかるのは5年後10年後なので、難しいですね。私の今の歯医者さんも、行き始めてまだ3-4年なので・・・。
どうぞお大事に!
germanmed.exblog.jp/21178362/
↑こちらに歯の磨き方も載せていますので、よろしかったら御参考までにどうぞ。