2007年 08月 13日
睡眠 |
ドイツ人は、よく眠ります。
留学初期の頃「昨日はレポートのせいで7時間しか眠れなくって・・・」と真っ赤な目をしている子がいて、心底驚きました。
日本では社会人で8時間以上の睡眠をとっている人は、まずいないと思います。
私も「5時間は毎日だとちょっときつい、6時間なら大丈夫、7時間は贅沢」でした。
ドイツでは逆に、8時間以下の睡眠の方が珍しい位です。
15年ほど前に私が初めてドイツに来た時には、電車の中で眠っている人が全くいないのに驚きました。
でも現在では、ちらほらと眠っている人を見掛けるので、ドイツ人も過労気味になってきているのかな、と思います。
私は高校時代、授業中によく居眠りするので有名でした。
自分でも真剣に悩んでいて、額にメンソレータムを塗るのや舌を噛むのから、筆箱に針を入れておいて眠気が襲うとあちこちに突き刺すのまで、様々試みましたが、やっぱり駄目でした。
今思えば、単なる睡眠不足。
運動部で疲れて帰って、夜遅くまで勉強して、朝は早起きして、到底足りる訳がない。
当時は四六時中ぼんやりと眠たい状態で過ごしたようで、惜しい事をしました。
だからあの頃の私はイマイチ冴えなかったのかな、と思います。
医者という極度の集中力を要する仕事につくようになって、「睡眠最優先」になりました。
少しでも睡眠不足だと、頭の回転が鈍くなるのです。
患者さんの我が儘を受け止めて流すだけの気持ちの余裕もなくなる。
だから、遊びに行くよりも睡眠の方が大事。
お誘いも断って、就寝。
日中に乱雑に貯蓄された莫大な情報量は、睡眠中に整理整頓されるようで、
仕事が大変だと、睡眠中も大変です。
脳がコンピューターのようにカシャカシャと計算し続けている感じです。寝汗もひどい。
でも、そうして起きると何となく頭がスッキリしていて、また仕事ができる状態になっているのです。
だから私は、今日も9時就寝(笑)。
朝顔が咲き乱れる休日の朝
by germanmed
| 2007-08-13 00:00
| ドイツの暮らし・生き方
|
Comments(2)
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september30 at 2009-06-20 12:02
私は昔から現在まで、8時間は睡眠をとらないとダメなんですよ。しかもランチの後に必ず20分熟睡します。会社内で少し偉くなってからは自分の部屋で堂々と寝ますが、その前はこっそりと車の中で寝ていました。おかげで新鮮な気持ちで午後の仕事が片付きます。
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germanmed at 2009-06-20 14:25
★september30さん、こんにちは。
日本では受験の頃から睡眠不足が始まってそのまま続き、充分に睡眠をとったらどういう状態になるのか、知らずにいました。
短いお昼寝は、本当に午後の効率を上げますよね。今の職場ではその時間が取れないのが残念ですが、家で国家試験の勉強をしていた時は、私も必ず短いお昼寝をしていました。
日本では受験の頃から睡眠不足が始まってそのまま続き、充分に睡眠をとったらどういう状態になるのか、知らずにいました。
短いお昼寝は、本当に午後の効率を上げますよね。今の職場ではその時間が取れないのが残念ですが、家で国家試験の勉強をしていた時は、私も必ず短いお昼寝をしていました。