子どもの服の袖上げ・裾上げとお針箱 |
珍しく連日更新♪
ドイツに来てからというもの、お裁縫は殆どしなくなり、
取れたボタンを付けたり、破れた靴下を繕うのがせいぜい。
ドラッグストアで買った一番安い裁縫セットを使っていたのですが、
これがまた、信じられない位ひどい針で、
縫い針は、丸い針先でぶちっぶちっと布に通している感じだったり、
待ち針は、かぎ針ですか?という感触だったり。
ゴム通しはぎゅっと力を入れたら、ぐにょーんと曲がってしまった。
子どもが生まれ、縫い物をする機会も増えてきたので、
幾ら何でもこれは・・・と、ちょっと前にお針箱を一新しました。
縫い針も待ち針も、みすや針。
「針先が細く、堅さと粘りがあり、針耳は大きく、糸切れしないよう糸通りも良い」
「ボタン付け」「まつり」「木綿縫い」など、それぞれの用途に適した針があって感動。
針山はフェルトで自分で作りました。針の整理ができ、羊毛だから錆びにくい筈。
糸切り鋏はスイスのVictorinox。
布切り鋏はゾーリンゲンのZwilling。
針がすっすっと通り、鋏はシャッキリよく切れ、
ああ、もう気持ちいいー!!!
箱は本当は素敵なのがよかったのですが、
糸が引っ掛からない滑らかさ、
針を見失わない見通しのよさ、隙間のなさ、
などから、安全第一の半透明プラスチック。
fuskさんの引き出しは圧巻ですが、
私はこの程度で充分。
・・・で、お正月に子どもの新しい服の袖を上げていました。
お下がりはそのまま着せますが、
自分で新品を買う時は、かなり大きめのサイズを選び、
袖や裾をがばっと上げて、ざっくり縫います。
袖口が乾きにくくなるのと、下ろした時に筋ができている欠点はありますが、
これでかなり長い間着せる事ができます。
物(デザイン)によっては、肘や膝の部分を詰めたり。
こんな事すら思いつかなくて、
最初の頃は袖口をくるくる曲げては嫌がられ、
曲げたズボンの裾は遊んでいるうちに落ちてきて、
赤ちゃんが、ドレスの裾みたいにズボンを持ち上げて歩く始末。
写真もころころに丸めた袖口のものばかりで可愛くない。
或る時、浴衣の丈を上げながら「そ、そうか!洋服も上げればいいんだ!」と、
自分の思い至らなさにがっくりきました。
↓続きはみっともないものなので、それでも見たい方だけ・・・
私の室内ズボン。十年以上履きました。
よそ行き服なら母が若い時のものとかもあるのですが、
これは毎日の室内着だからなー。既に修繕の跡もあり。
夫に「お願いだから、もう直さないで!」と言われました・・・。
その言葉を聞いて、しみじみ考えました。
これからは、よそ行き服ではなく、普段着を買おう。
よれよれになってから家用にするのではなく、新品から家用。
夫も子ども達も、家にいる私というのが殆ど全てなのだから、
もう少し日々の身だしなみに気を付けよう。
と言ってもセールで千円台のTシャツとかですが、
それでも新しいのを着ていると、家でもお出掛けみたいに何だか特別な気分。
夫も子ども達も、嬉しそうです。
考えてみたら、よそ行き服とかお出掛け用のアクセサリーとか、
一生に数えられる位の回数しか身につけないんだろうから、
もう一生分持ってるわ。
ミシンも無いので、裾上げは、お店でやって貰っています。
糸切りばさみ、凄く良いですね。
鶴なのかのかなぁ?フォルムとデザインが、素敵です!
>もう少し日々の身だしなみに気を付けよう。
あわわ、耳が痛すぎてツライですー。お勤めを辞めてドイツに来てから、Gパン(公園遊びに付き合うと膝に穴が開く)と割烹着(ほぼ制服状態)位しか買っていないかも・・・。
くまさんのお裁縫道具、良い物で揃えられたので、末永いお付き合いになりそうですね。ちなみに私の裁縫箱は小学校の家庭科で使っていた物で、工作バサミは小1のお道具箱に入っていた物、小学校卒業記念の定規もまだまだ現役で活躍中。
細さといい弾力性といい、特に待ち針は素晴らしい。
ミシン針はオルガン針。
縫い糸も日本製が切れにくくていいのですが。
なぜか刺繍糸やレース糸は発色も光沢もDMCやアンカーが優れています。
この糸切り鋏によく似たデザインのを祖母が持っていて、子ども心に凄く好きでした。こちらでは結構メジャーなデザインなようで、大御所から安物まで色々出ているみたいです。
この嘴の細さと丸みがポイントで、手縫いのものならリッパーを使うまでもなくすすすっと縫い目を切れます。
私の小学校の頃のお裁縫箱、いつしか処分してしまったのです。当時は安物でも結構きちんと作られていたものが多かったので、惜しい事をしたと残念に思います。
私は時々使うだけですので、きっと一生もつと思います。あはは。
おお、fuskさんもみすや針!
昔母が1、2本くれた時には「へー」だったのですが、こちらに来て最粗悪針を経験した後だと、もう神業のような針に感じられます。
私もそろそろ裁縫セットをなんとかせねば!!!と思っていたので、この投稿、タイムリーで飛び付いてしまいました。
私も、幼い頃の裁縫セット、処分するのじゃなかった……と、今、思います。いい物で揃っていたのに。
>考えてみたら、よそ行き服とかお出掛け用のアクセサリーとか、
>一生に数えられる位の回数しか身につけないんだろうから、
>もう一生分持ってるわ。
ほんと、同じようなこと、先日片付けをしながら考えていました。
これから先、身に付けることの無さそうな物も、この際処分しようと思っています。
それよりも。
くまさんの仰る通り、私も日常をもう少し身綺麗にしていきたいな、と。
……例え、作業服ばっかりだったとしても(笑)。
赤ちゃんが小さいうちは仕方がないですよね。授乳もあるし、赤ちゃんは襟ぐりから手を突っ込んでびろびろに伸ばしてくれるし、アクセサリーなんて引き千切られそうですし・・・。うちは、子ども達が古い服にとどめをさしてくれた感じです。
わざわざこちらに有難うございます!
今年もよろしくお願いします。
こんな私でも、以前はまともな恰好をしていないと外に出られなかったんです。まだ覚えているのが初めて入院して退院のとき、夫が普通の靴を持ってきたので、まともな靴(かかとの少し高い靴)を持って来てよー!と大騒ぎして持ってきてもらい、でも無理を言って退院させてもらった身だったのでまだ体がふらふらで、そんな靴ではやはりよろめいて、夫にしがみついて帰ったことがありました。今となればどうしてそんなときにおしゃれな服装にこだわったのか疑問なのですが。そういえばその入院のときも、運んでもらう前に、もうほとんど動けなかったのに、こんな恰好じゃ恥ずかしい!と思うと途端にパワーが出てきて、ちゃっかりよそ行きの服に着替え、準備万端で待っていました。どこにそんな力があったのか、それぐらい身だしなみにはすごく気を付けていました。それなのに今は、非常時でなくともすごい恰好で平気で外に出られるという、この変わりよう。昔からの友達には「おんな捨てたらあかんでー」と言われる始末。あぁ、おおいに反省。これからはもう少し身だしなみに気を付けようと思います!
はい、私も大いに反省しました。家族というのは一番大切な人達なのだから、家族の前でこそ、皆の心を愉しませる格好をしなければいけませんよね。kotoriさんも是非一緒にお洒落しましょう!
それにしても、kotoriさんにもそんな時代が!私も昔は靴音のしない靴なんて履かなかったのに、今は完全に堕落しています。